書評

人間の條件

高校時代、何故だか⁉️というより同級生等がかなりの読書量であるのを知って劣等感を植え付けられて、必死に文学書や時代小説等 読み始めた 唯一、記憶に残っているのが「五味川純平」著の『人間の條件』である❗️ その中の一文は、それからの僕の人生にも唯な…

空気

僕には貴重な経験をしてから その不思議な縁を覗いてたら だんだん深み入って 今では虜になっています あらゆることが道理で動いているようですが、実際は『空気』に支配されている 畏敬する評論家の一人に《山本七平》氏がいます この方の著書 『「空気」の…

『竹の文化誌』 Susanne.Lucas著 山田美明訳 なる本を読んでいて、人類が如何に竹と共に歩んで来たか⁉️ そして、これから(温暖化)は「竹」こそが救世主に成る❗️と確信を得た 成長が早く、二酸化炭素を閉じ込め 酸素を放出し、その使い道は加工も容易となり…

木を植えた男

フランスの作家ジャン・ジオノの短編小説 主人公が、人知れず荒野で植樹を続ける男「エルゼアール・ブフィエ」と出会い、男の活動により森が再生していく様子を回想として記した短編小説 この本を手にしたのは今から25年ほど前 僕が畏敬している『森敦』氏…

和食

「つきじ 田村」の三代目の著書 『隠し包丁』の中に、『祖父に「仕事をする為に食するのか? 食する為に仕事するのか?」と問われた』と この一文を読んで、僕は即座に「食する為に仕事する❗️」と 仕事が楽しくて仕方がないとは、一度も思ったことがない 仕…

WHAT IS LIFE?

この手の本を理解するには 読み手側にも 相応な知識が必要であり、また、興味深くなければ 只の読書になって仕舞う 僕は 2ヶ月ほど前から「脳」のことに ほとほとのめり込んでて化学物質(ニューロン⇒樹状突起⇒シナプス)や それ以前の成り立ちにも触れてい…

WHAT IS LIFE?

2001年にノーベル生理学・医学賞を受賞した ポール・ナース氏の初の著書 『生命とは何か』 が3月9日に日本語訳で発売されましたから 早速 購入して読んでいます 「この社会の生物は全て細胞から造られている」 「その最大たる細胞の1個が卵の黄身である❗️…

ヒトから人

「存続と滅びの組織論」という副題が付いている 長谷川英祐著の 『働くアリに幸せを』 という本 先日から長谷川氏の著書を何冊か読んでいます アリの生態系には7割の働かないアリが存在してゐる‼️と 効率には短期と長期があり、短期的効率を追求すれば働か…

二律背反

あちらを立てれば、こちらが立たず 一見、上手く立ち回れば相乗効果で大きく羽ばたけそうで実は相反することは世の中には沢山あるのでは⁉️ 僕が家主人と一緒になる時に謂われた言質 「勉強して、金儲けをせよ❗」 ならば‼️ 兎に角、勉強をした❗ 勉強はすれば…

潮騒

真夜中に目覚めてウッドデェッキに行くと風が強かった 流れ行く雲☁️の間に星の輝きが見える 我が家から海岸までは歩いて3分 真夜中だから車も通っていなく、波の打ち寄せる音が絶え間なく聴こえる 久しぶりに『潮騒』という言葉が過った 高校時代 三島由紀…

大人の雰囲気

大人の流儀 作者:伊集院 静 発売日: 2016/08/17 メディア: Audible版 僕自身が僕という木を伐り倒したのが1986年 34歳の時だった その当時サントリー・オールド ウヰスキーのCMに作家でエッセイストの村松友視氏が起用された タンブラーに注がれたウヰスキ…

本物の大人

村松友視著の『大人の達人』なる本を読んでいます 裏表紙に村松氏が表題を英語で記したのが ゛The Masters of Genuine Adult゛ 著書に登場しているのがまさしく「Genuine Adult」 村松氏は現在80歳 著者が思った当時の大人は本物であった あの当時からする…

想定

先週頃から筆がピタッと止まっのは、外務省で国際情報局分析課に在籍中に背任容疑等で逮捕され有罪判決を受けた 佐藤 優氏著の 『この不寛容の時代に』 という本を読みだしたから‼️ 副題が「ヒトラー『わが闘争』を読む」 如何に自分が無知であることを知ら…

考えるナメクジ

自生してたトマトが色付きだして収穫を何日にしようか⁉️と毎日眺めてた‼️ 大葉に隠れてたから上から見るしかなかった❗ ふと、気になって触ってみると下部 2/3がナメクジに食べられてるではないか 急いでもぎ取って2/3を切り取り残りを食した 甘くて旨い それ…

SURVIVING THE CORONA WAR

日本語では 「コロナショック・サバイバル」 冨山和彦 著 冨山氏は著書の中で、『欧米の首脳はパンデミックとの戦いを既に「戦争(War)」と呼んでいる❗️ 短期間で終わる「戦闘(Battle)」ではない❗️』と 僕は当初から新型コロナウィルスはパンデミックでは…

起業

コロナ禍で「働き方改革」の必要性を頻りに述べられています そこで、今の若い人達が如何なる会社を起業しようとしているのか⁉️ 安田修氏(44歳)著の 『新しい起業のかたち』 「資金がない、人脈がない、アイデアないの3ない状態でも起業できる❗」 とい…

奇貨

僕は一切 ギャンブルはしないんですが、家主人が競馬が好きなんで たまに中継を見ることがあります たぶん、普通の人は結果を気にしているんでしょうが、僕は馬が「右利き」か「左利き」かを気にして見ています 右前脚が先になってるか⁉️ 右利きばかりの馬を…

魂魄(こんぱく)

松永伍一氏の『老いの品格』なる著の中で歌人の窪田空穂の辞世の歌を紹介してゐる 『まつはただ意志のあるのみの今日なれど 眼つぶれば まぶた重し』 「この歌は死の四日前のである。意識も朦朧としているに違いないが、意志だけを頼りにして最後の生を生き…

ひょっこり ひょうたん島

僕は 兎に角 幼稚であり 故に稚拙であった❗️ 服も靴下もまともに出来だしたのは 小学5~6年生ぐらいから 本も小学生の6年間でまともに読んだのは、「レ・ミゼラブル」一冊 読んだというより読まされた‼️ 僕が12才(1964年)時に《ひょっこりひょうたん…

てんぷら 山の下

現代の作家も以前の作家も、缶詰めになって執筆するのが『山の上ホテル』 痛快娯楽作家の浅田次郎氏も「山の上ホテル」の間取りや料理屋を模した作品もあります その『てんぷらと和食 山の上』 一度は宿泊して行きたい店です 叶わぬ夢なので、今晩は僕が「天…

恐竜

恐竜絶滅の引き金となったのは、6550万年前に隕石が衝突して環境が大きく変動したことに起因している❗と云われています しかし、その前から植物(食べ物)の変化があり徐々に適応出来なくなっていた❗と 植物が巨大化するに伴い恐竜も巨大化して行った しかし…

不思議🙄⁉️

今から30年ほど前に生物学者の本川達雄著の『ゾウの時間 ネズミの時間』を読んで「象」に興味が湧きました 本川氏によると、「哺乳動物の心拍数は 大体 同じで 一生で15億回ぐらい‼️」だと 人間の時間を基準にすれば それぞれの寿命は違いますが、それぞ…

家事🔪から火事🔥へ

図書館が閉鎖されているので「南 伸坊」著の『対岸の家事』なる本が 暫くある この本は20年ほど前に読んだのですが、今回の自粛要請を受けて、もう一度「家事」について考察してみよう❗️と ところが、昨晩 家事についての話しが大阪に住んでいる娘と孫の家…

木を植えた男

僕の思考に最も影響を与えたのが小説『月山』で第70回芥川賞を受賞した「森敦」氏 絡まりついてた思考を一つの言葉として紡いで糸と成し、それを織り成すことで僕なりの思想を作り出すこととなった 著作の一つに『意味の変容』というのがあるが、この言葉…

人間力

ヤマダ電機のCM 貫地谷しほりさんと又吉直樹さんが夫婦役で共演しているCM。 これの冒頭で又吉さんが 「いくりゅう」 って言葉を発しておりますが、これは『行く理由』って言ってるんですって これを聴いて、僕は今 作家、エッセイスト、11PMの司会者で…

対岸の家事

僕の日常は専ら「家事」である 「御内儀」さんのことを「家主人」と普段から記してゐる故に「主人」であり僕は「家事屋」である 僕は以前から「南 伸坊」氏や「赤瀬川原平」氏等の行動やら文章が好きで いろいろ読んで来ました ということで、久しぶりに南伸…

自然淘汰説

1859年にチャールズ・ダーウィンとアルフレッド・ウォレスによってはじめて体系化された説 『進化を説明するうえでの根幹をなす理論。 厳しい自然環境が、生物に無目的に起きる変異(突然変異)を選別し、進化に方向性を与えるという説』 世界の人口の推移 …

春が来てる

今朝は「浅蜊の味噌汁」に「土筆のオリーブ油炒め」に「筍の煮物に山椒の葉っぱ乗せ」 お昼には海風を求めて唐子浜へ 自宅から歩いて3分 松林から鶯の鳴き声 浜辺には「浜大根」の淡紅色の花が群生しています 波は穏やかで風は透き通ってた 青い空に雲☁️が…

Industrial Revolution

愛媛県の伊予市に在住してた「福岡正信」が『わら一本の革命』という本を上梓したのは1975年9月 この本は英語版にもなり『One-Straw Revolutionary』の題名で全世界で若者の心を掴んだ 僕も若い頃、伊予市の福岡正信氏の農園を訪れ山小屋で囲炉裏を囲んで話…

空想

近頃、絵本を読み出して 小さい子どもの頃を思い出してゐる 蟻を捕まえて絹糸を結わえて巣穴に入れて吸い込まれて行き その先のことを思ったりしたことを 大きくなると何事につけ知識で理屈をつけ納得してしまい想像の世界で遊ばなくなってた 知識で頭の中が…