仕事

 この歳(70才)になるまで かなりの業種を見て来た!

 小さい頃、近くに「縄屋」さんがあって藁を少しずつ掴んで機械に通すと縄が出来上がって行くのを飽きずにじぃ〜と眺めてたり、黒板作りを見ていたり、自転車🚲のパンク直しとか

 今、「師弟百景」なる本を読んでいる

 16種の職人の師弟関係の本である

 釜師・染色家・刀匠・宮大工・洋傘職人・英国靴職人等々

 集中力・持続力・我慢力等が半端ではなく、興味があるが到底僕には無理

 つくづく この歳まで生きて来れたもんだ❗️

 人生を振り返って見ても足跡さへ👣消えて無くなっている😫

 成し遂げたものが無いんだから後ろ髪を引かれる心配もないし、目的も目標も無いんだから後悔のしようも無い❗️

 こんな僕でも生きて来れたんだから いい時代だったんだ❣️🤨

 要するに、暇を潰した70年間

 苔のような人生

      閑翁

さくら🌸

 我が家の庭に昨年戴いた沈丁花の小さい苗木が3本移植したのが白い花を咲かせています

 木蓮も悩ましげな膨らみが艶やか

 靖国神社の標本木の櫻が開花した❗️と

 蒼社川の土手にある櫻の開花にはもう暫くかかりそう

 ずぅ〜と不思議なのが普通の草木は葉を伸ばして光合成をした挙句に花を咲かせて種や実を付ける

 なのにである、何故に「さくら」は真っ先に花を咲かせるのか⁉️

 人々が櫻を愛でるのは 自身の生きて来た証を「花を咲かせる」という憧憬を重ねているのかも⁉️

 花を咲かせて見事に散る❗️

 咲かせても ほとんど見向きもされないオオイヌノフグリ

 小さな青い瞳が覗いているように見える事から「星の瞳」という別名もあります

 見上げる花もあるが瞳を近づけないと見えない花もある❗️

    小々翁

仏の座

 

 店から10歩ほどで川原の土手にでる

 いろんな種類の草木が それはそれなりの場所で根を張って生きている

 「それはそれなり」を見ていると実に健気に逞しく それなりに生きている❗️

 端から自分は自分ですから それはそれなり

 世間とかお構いなしに自分で生きている

 春の七草にも「仏の座」がありますが正式名は、「コオニタビラコ

 道端に生えている「仏の座」とは別種

 仏の座は仏の座の花を咲かせ、酢漿草は酢漿草の花、薮枯らしは薮枯らしの小さい花を咲かす❗️

 草木には世間はないのに人間だけが世間を気にして生きている

 人なのだから、それはそれなりに生きて行けばいい❗️

 「人間だもの」

    は

 「世間だもの」

 世間を気にして生きていると人には成れない❗️

    間抜け翁

行商

 僕が小さい頃、いろんな業種の人が行商してた

 魚屋さん 煮豆屋さんとか

 鍋の底が空いたところを塞ぐ修理屋さん

 傘の枝が折れたのを直す人

 子供達が一番集まってくるのが「ポンポン菓子屋」

 米と砂糖を持って行くと、菓子機に米を入れて蓋をして 火🔥に掛け ぐるぐる回して加減を見計らって蓋をハンマーで叩くと ドカンとびっくりする音と煙を吐き出す

 膨らんだ米があり それに溶かした砂糖を塗して行く❗️

 紙芝居屋さんの顔は今でも はっきり覚えている

 眼鏡👓を掛けて低い声のおじさんだった

 夏はきな粉の「わらび餅」

 冬場は麦芽糖の飴

 割り箸に付けてもらい必死に真っ白に成るまでこね回してた❗️

 行商の魚屋さんの分銅が付いた計り❗️

 いろんな業種の人があちらこちらで行商してた

  ベトナム🇻🇳のホーチミンで見た行商

 やってみたいなぁ❣️

 自転車🚲の荷台に烏賊🦑吊るして七輪で炙って売り歩く行商人

    行商翁

 

野草の天麩羅

 

 昨日と今日、お昼の弁当🍱は直ぐ横の土手の階段に座って食べた❗️


 

紋白蝶が菜の花を飛び回っている

 柳も枝に新芽を出している

 川原には「ギシギシ」が葉っぱを広げている

 この「ギシギシ」の天麩羅が旨いんだ❗️

 キャンプみたいな大袈裟な準備なんぞをしなくても ココで野草等の天麩羅をするのも粋狂かも⁉️

 僕の憧れは畑仕事の昼食時に畦道に座り、弁当🍱を広げて山々を眺め鳥の囀りを聴き虫を愛でる❗️

 田舎には直ぐそこに自然がある❗️

 自然の中に居ると世間の煩わしさを忘れさせてくれる❗️

 雲も鳥も虫も草木も なるようになっている❗️

 「今日やらないといけないことは明日しよう❗️

 明日しなければならないことは忘れてしまおう❣️」

 全て自然は成り行き任せ

 だから今から天麩羅のことを考えよおぅ🤪

    天麩羅翁

ピクニック

 小さい頃、遠足の用意をされるのが嫌で嫌で仕方なかった

 リュックサックに お袋がお菓子を詰め込むのが❗️

 僕は甘いお菓子が嫌いなのに詰め込まれる

 毎回、「要らない」と云ってるのに無理矢理詰め込む

 水筒と弁当🍙だけでいいのに😢

 直ぐ横の川原には菜の花の群生がある

 川も流れていて、真鴨の番が仲良く水面を進んでいる

 今日のお昼ごはんは土手に座って お弁当🍱を広げて春の陽光を浴びながらピクニックに行こう❗️

 高々、30メートルの「近足ピクニック」



 「菜の花に

   てふてふ舞いて

  霞かな」

                  菜花翁

写真

 

 「ボール(ボール)が止まって見える❗️」と云ったのは野球の神様と言われた川上哲治

 僕の目線の先には自衛隊のカレンダーがあるんですが、月が変わって捲ると飛行機オスプレイが飛んでいる写真が掲載されている

 このオスプレイの写真が毎日の悩みの種になっているんです

 当たり前なんですが、羽が止まっているんです❗️

 写真って瞬間なんですが、これが永遠になっている❗️

 羽が回っていると飛んでいると分かるんですが、止まっているのに空中に浮かんでいる❗️

 僕の意識が写真は瞬間なのに永遠になっている❗️

 どうも頭が混乱して眩暈する😵‍💫

 川上哲治氏が現役の頃はプロペラ飛行機にも乗ったでしょう

 プロペラが止まって見えたら、怖くて乗れませんよ❗️

 僕が小さい頃、遊んだ写真は「日光写真」

 日差しの強い時にトランプの箱みたいなのに葉っぱとかを乗せて暫く置いとくと周りが感光して葉っぱの影が写っていた

 もう少し大きくなったら「フジペット」なるカメラが売り出された

 レンズの左右に三角形のレバーがあり、左がシャッターセット、右がシャッター

 だから、撮る時は左のレバーを押してから右のレバーを押さないと写真は撮れなかった❗️

 「兎に角」写真は怖い❗️ですが「兎に角」があればもっと恐い❣️

     兎🐰翁