2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

粉 

長谷川町子氏の「サザエさん」を読んでいると、僕が小さい頃過ごした昭和30年代40年代の日常生活のことが実に詳細に描かれている 単位が今とはまるっきり違う単位を使っていたし、商品名も違ってた❗️ 小麦粉は「メリケン粉」だった 「メリケン」の語源は…

渡辺商店

僕の一つ後輩(69才)が作った屋台を店の中に設置してラーメンおでん餃子酒等を提供する屋号「渡辺商店」を営業してた 終活のため2月一杯で閉店した 渡辺商店店主 通称「徹ちゃん」が昨日 突然現れて「コーヒー☕️を淹れますから飲んで下さい❗️」と 「終活をし…

樹というものは見上げて見るもんですが、我が店は二階が店舗になってて、一階の位置から生えた樹の葉っぱが丁度目の高さ❗️ 祖母の嫁入り道具の一つであった衣装箱 虫食いから衣装を守る為に材質は一枚板の「楠」だった 蓋を開けると樟脳の匂いがしてた❗️ 頑…

旅籠

毎朝、朝食と僕の弁当の献立を考えることが煩わしくなって来ている ところが、今朝は昨晩から弁当の献立を決めていて、起きるなりいそいそと作りだした というのも、浅田次郎氏の「流人道中記」なる本を読んでいて たまらなく食いたくなった弁当があった 本…

日常

酒造りの本を読んでいると、より高い頂を目指して頑張る人達 この方達は国内と云わず海外への進出も視野に入れ日々努力している❗️ 会津の酒で全国的にも有名な「飛露喜」という銘柄の造り酒屋の店主 廣木健司氏が求めるのは 「酒造りで意識する味は"キレ"と"…

玉子定食

今もだが、学生時代は日々の食にも貧していた 先輩に「昼飯 奢ってくださいよ」と頼んだ 学食に行き先輩がおばちゃんに「ご飯と玉子」 「先輩❗️おかずは⁉️」 「何が食べたいぞぉ⁉️」 「豚カツ」 学食のテーブルを見渡して「豚カツ定食」を食べている人が居た…

柿の葉寿司

友人が奈良県に行ったとのことで名物料理の「柿の葉寿司」をお土産として戴いた 今は亡きお袋の大好物でデパートに売り出されていると必ずちゃぶ台に置いてくれてた 現在のような物流網や冷蔵設備のない時代、川を遡って運ばれてくる海産物や塩は海から遠く…

珍味

櫻花が散り始めだしたら、春の珍味が出てた 高知県でしか味わったことがなかった「のれそれ」 黒色の小鉢に乳白色の「のれそれ」、それに紅葉下ろしに山椒の若葉が乗っけている 黒・白・赤・緑 柚子ポン酢を掛けて舌に乗せた ちゅるん 噛むと甘味、それに紅…

百石

今、読んでる本の題名 「世界で いちばん熱い日本酒」 読み進むに、今時の若者の日本酒造りの情熱に祝杯を上げたくなった❗️ 季節性の吟醸酒・純米酒等の特定名称酒を造りながら、安定収入を目指す定番酒造り 「経営と酒造りの両方を担う」という言葉の重さを…

カドヘリン

大きな盥(たらい)を軒先に置いてて雨水を溜め水遣りや手洗い等に使っている ですから、泥や埃やらが盥の雨水を濁している 何日間か放置してたら盥の底にミミズのような線状の塊りが無数に現れる 要するに、雨水に混じっていた泥や埃がくっつき合ってる❗️ ど…

白砂青松

松林と白砂の境に敷き物の上に腰を下ろし見上げると飛行機雲がこちらに延びて来る 上空は北から南へ風が吹いているのか⁉️ 飛行機雲が南に流れて行く 沖合には来島海峡に設置されていた赤灯台が移築されており、天辺に鳶が羽根を休めている 目の前の海面から…

誰そ彼

古語辞典に拠ると 「夕方、薄暗くなって向こうにいる人が識別しにくくなった時分。近世は黄昏(たそがれ)と書く」とある 夕闇が「誰そ彼」なら、夜明けは「彼は誰」こちらは近世には遺っていないらしい 本を読み疲れたら辞書を引っ張り出してページを捲るのも…