2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

藻塩

百人一首の97番 権中納言定家 『来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ』 「藻塩」とは、かつて玉藻と呼ばれていたホンダワラなどの海藻から作った塩のこと。淡いベージュ色の藻塩は、海水と海藻のうま味が凝縮した、尖りのない、ま…

黒七味

京都祇園にある「黒七味」の店『原了郭(はらりょうかく)』 店の前を通ると 何やらいい香りが漂って来た 『黒七味』との銘 以前、料理研究家の土井善晴氏が絶賛していた あの『黒七味』ではないか‼️ 中に入ると試飲をさせてくれた 和出汁に黒七味を一掻き入…

仙遊寺

今治市の西の山腹にある58番札所の『仙遊寺』 境内は標高300㍍のところにあり、今治市が一望でき、しまなみ海道の橋脚もはっきり見える また、境内の奥には『御砂踏霊場』があり、修行大師を中心に四国八十八ヶ所のご本尊石仏をおまつりし、足元にある…

浅蜊

我が家の味噌は3種類 米味噌・麦味噌・八丁味噌 「浅蜊の味噌汁」を作る時は「麦味噌」を使います 浅蜊から塩味が出ますから、少し甘めの麦味噌 僕の作り方 鍋に浅蜊を入れ水を注ぐ 浅蜊から出汁が出ますから昆布等は一切入れず 沸騰しだして1個の口が開い…

祥月

今月13日は親父の祥月命日、亡くなって21年、存命ならば100歳 亡くなる一週間前、まだ意識がある時に、「後は頼むぞ❗」と言われた 亡くなって行く人との約束は破ることは出来ない‼️ だから、老醜を晒しながらも店を続けている 生きている人との約束は…

和気藹々(あいあい)

聖徳太子の『十七条の憲法』 『一曰、以和爲貴、無忤爲宗。』 「一に曰く、和(やわらぎ)を以て貴しと為し、忤(さか)ふること無きを宗とせよ」 『和』を「わ」と詠むか⁉️ 「やわらぎ」と詠むか⁉️ 胸中に響く感じが違う 『和』を前に持って来れば「和貴」 …

小欲多幸

西風に吹かれて桐木の葉っぱが店先に吹き溜まってて、拾っても拾っても集まって来る 桐木の枝に這わした蜘蛛の巣️、真ん中に居る蜘蛛が強風に煽られて あたふたしています 野良猫が陽だまりに寝そべっている 僕の「生き方」の根底には、この周りに居る草木や…

平家と源氏

世知辛い世の中を見ていると、昔 覚えた古典なんぞのことを思い出した 方丈記の冒頭 『ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくの…

ベトナム(ベトナム料理)グルメ

僕は中学生の頃から、夜中に家の二階の部屋の窓から抜け出して 屋台のラーメンを食べに行ってた 高校時代は自転車に跨がり、来島行きの渡舟乗り場の傍らにある屋台にも行ってた この屋台は「天ぷら」屋 コップ酒片手に海老天や おでんなんぞを頬張りながら …

川面をじぃ~と、ずぅ~と下を向いて眺めている「鷺」 白鷺や青鷺が何十分もじぃ~と佇んでいるのを見るにつけ、空を翔べ 何処にでも行ける自由はあるが、生きて行く為に餌を捕まえなければいけない姿を見ていると 「自由とは しんどい❗️」もんだとつくづく…

臺灣グルメ

今日の紹介は『牛肉麺(ニューロー麺)』 以前から、不思議に思っていた「有るようで無い❗️」もの 日本では『豚骨』は有るのに『牛骨』はなかった❗️ 「豚骨」は有効利用されてるのに「牛骨」はどう利用されてたんやろ⁉️ 要するに「台湾」では『牛骨ラーメン…

『口』(くにがまえ)の中に何を書くか⁉️ 「或」なら中國の『國』 遊牧民が目にした城壁に囲まれた中に居た民が 次に訪れた時には 全く別の民に変わっていた❗️ 城壁の中の民は全滅していて新しい民となっている しかし、次にまた訪れると 新しい民に変わって…