珍味

 櫻花が散り始めだしたら、春の珍味が出てた

 高知県でしか味わったことがなかった「のれそれ」

 黒色の小鉢に乳白色の「のれそれ」、それに紅葉下ろしに山椒の若葉が乗っけている

 黒・白・赤・緑

 柚子ポン酢を掛けて舌に乗せた

 ちゅるん 噛むと甘味、それに紅葉下ろしの辛さと山椒の香りが口一杯に広がり酒が一気に胃腑に流し込む❗️

 正に至福の時

 「のれそれ」は穴子の稚魚であるのに ここ今治地域・愛媛県では食したことがなかった

 高知県に行った折に初めて食した

 姿形を見る👀と太刀魚の稚魚のようだったので板前さんに訊くと「穴子の稚魚」だ❗️と

 穴子なら瀬戸内海でも沢山獲れているのに稚魚は見たことがない❗️

 握り寿司には鰻より穴子の方があっさりして旨いと思うが⁉️

 そう言えば昨夜は蕗も登っていた

 山椒の葉っぱが出ているから そろそろ筍も❗️

「花びらを

  浮かべて呑みし

   のれそれと」

            のれそれ爺