書評

リーダー

今年の上期から一万円札の肖像が福沢諭吉翁から渋沢栄一翁に変更になる 40年ほど前に渋沢栄一翁著の「論語と算盤」を読んだことがある 先日から畏敬してやまない山本七平氏の著書 「渋沢栄一 日本の経営哲学を確立した男」 読んでいる その著書の中で山本七…

負 回収

何ヶ月に一回、溜まった雑誌や新聞等を紐で結えて、近くにある公民館の紙回収の小屋に持って行く 扉を開けて目にに飛び込んで来たのが、「小學日本歴史」というかなり古びた教科書 奥付を見ると 明治三十七年一月七日 早速、回収して、その教科書を紐解いた …

運動

僕は「動く」という行為を根本的(本能的)に拒否している❗️ 一体、何を運んで動いているのか⁉️ 「運動」の本質を考えてるだけで疲れて仕舞う❗️ ある本の中に答えがあった‼️ 本の帯にアルバート・アインシュタインが絶賛している文章がある 「リーバーの新著を…

壁と皮

養老孟司の著書 「バカの壁」は2003年に初版が出てから450万部以上売れた❗️と どんなにしても相容れない壁がある❗️のは今回の処理水のことでも明らかである‼️ 我が国の政治家達の学歴・資格・経歴等は総じて立派であるからして言動も真っ当なことをしている…

スペシャリテ

僕にとって酒と言えば「日本酒」 だから、ワインもよほどのことがない限り口にすることはない❗️ クルージングの折りテイスティングで口にした白ワインは帰ってから1ダース購入したし、京都祇園にある「ケンゾー エステイト ワイナリー」では昼間からかなりの…

粉 

長谷川町子氏の「サザエさん」を読んでいると、僕が小さい頃過ごした昭和30年代40年代の日常生活のことが実に詳細に描かれている 単位が今とはまるっきり違う単位を使っていたし、商品名も違ってた❗️ 小麦粉は「メリケン粉」だった 「メリケン」の語源は…

旅籠

毎朝、朝食と僕の弁当の献立を考えることが煩わしくなって来ている ところが、今朝は昨晩から弁当の献立を決めていて、起きるなりいそいそと作りだした というのも、浅田次郎氏の「流人道中記」なる本を読んでいて たまらなく食いたくなった弁当があった 本…

日常

酒造りの本を読んでいると、より高い頂を目指して頑張る人達 この方達は国内と云わず海外への進出も視野に入れ日々努力している❗️ 会津の酒で全国的にも有名な「飛露喜」という銘柄の造り酒屋の店主 廣木健司氏が求めるのは 「酒造りで意識する味は"キレ"と"…

independence day

直木賞作家であった「阿部牧郎」 官能小説も多数書いているが、明治維新の折りに活躍した人達や先の大戦時での名を馳せた人達のことも よく調べて著している 『英雄の魂 小説石原莞爾』、『豪胆の人 帝国陸軍参謀長・長勇伝』など 石原莞爾や永田鉄山等の掛…

横尾忠則

僕自身の「天の邪鬼」を時折見たくなる時がある❗️ 「無いものねだり」とか「嫌いもの見たさ」みたいなもの 横尾忠則の絵とかポスター等 見たくも無いんですが、偶には見入って仕舞う時がある 今回、横尾忠則氏の著書 「病気のご利益」なる本を読んでたら、こ…

 マクドナルド

日本マクドナルド 「挑戦と変革の経営」なる著書を読んだ マクドナルドは1961年にシカゴに全日制のトレーニングセンター、通称「ハンバーガー大学」を開校した マクドナルドは世界100以上の国と地域で展開しているから人材の養成は必須である❗️と 日本のハン…

ゆらぎ

若い頃から陶器に関心が高く、旅先では陶芸館や窯元を巡るのが愉しみである 先日から「陶芸の美」なる本を読んだり眺めたりしている 作陶家の古人や現代作家の顔写真と共に作品 それに作陶するにあたっての心意気を語っている 若い作家の和田的氏の一言 「正…

パンデミック

先日から、「幕末維新とパンデミック」という副題の[医療戦士 かく戦えり]なる泉 秀樹氏による著書を読んでいた 幕末に襲った「コレラ」に視点を置いた歴史書である 蘭医のポンペの指導で緒方洪庵の弟子・松本順がコレラのことを学んだ あの当時、衛生という…

古事記

今、この歳になって初めて古事記を読んでいるんですが、高校時代に読んでれば もっと歴史に興味が持てたのに 「古事記」の成立は西暦712年 古事記は神に依る日本の国作りの記録ですから、神武天皇即位を紀元とする「皇紀」で表わすと1372年 都を奈良の平城京…

他山の意志

南 伸坊(みなみ しんぼう)氏はイラストレーター、エッセイスト、漫画家で彼の思考・文章・絵は実に爽やかであるが中味は考えさせられることが多い 著書の「対岸の家事」も参考にしている 我が家の冷蔵庫の片隅にひっそりと佇んでいる僕手作りの諸々 ・ニラ…

内と外

先ほど、Googleを見てたら、『バカの壁』の著者「養老孟司」氏が、『「自分の人生は自分のもの」という考え方からは、生きる意味なんて出てこない』と提言されていた❗️ 正に珠玉の一言 僕は『自分の人生は自分のもの』という考え方の「人生」を『身体』と置き…

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安藤組・組長「安藤昇」著の『男の品位』を読んでいる❗️ 文中に出てくる例え話が最高 「千人斬り」では、『一流のレストランでフランス料理のフルコースを食べたことは自慢になっても、カップラーメンを千個食ったからと云っても自慢にはなるまい❗️』等 列挙…

土井義晴氏の『くらしのための料理学』なる本を昨日購入 土井氏は以前から『一汁一菜』を推奨されている料理研究家 この土井氏のお父さん(土井勝氏)が家庭料理を全国に普及させた第一人者 義晴氏は、『一汁一菜』は「味噌汁とご飯と漬け物」で所謂『汁飯香…

夏の候、右側の窓を開けて風を呼び込んでいた ふと、左側の窓の袂に蠅が横たわっていたのを見つけた 昔、その窓を描いたことがある 絵本画家であり、素晴らしいエッセイストであった『安野光雅』氏 2年前の2020年に94歳で亡くなられました 安野光雅氏の絵…

青春

若い頃、何も考えず 知らず 手当たり次第に本を読んでいた その中には今も心の襞にへばりついてて 剥がれ落ちない言葉がある 島崎藤村の『落梅集』にある 『吾胸の底のここには 言ひがたき秘密住めり 身をあげて活ける牲とは 君ならで誰かしらまし』 あの頃…

貧乏自慢

五代目 『古今亭 志ん生』の自伝的著書 『びんぼう自慢』の一節に 「貧乏はするもんじゃありません。味わうものですな」と 子供が産まれた時に、目出度いことや❗️ということで「尾頭付きの鯛」を近所に配った‼️と 鯛は鯛でも「鯛焼き」を配った❗️ 「ちゃんと…

空気と感情

僕の中で、評論家と云えば、古くは「小林秀雄」氏、近代となれば「山本七平」氏と「山本夏彦」翁 若い評論家のことは寡聞にして知らない 古人の評論家と喚ばれてた方達は実に和洋の古典を熟知されていて、また、友人・知人達も博覧強記であるが故に錬度は遥…

文系・理系

僕は図書館に行ったら時々「児童図書コーナー」も巡ってる 子供用に解説している『学問のすゝめ』等も借りて読んでいます 先日は、竹内薫著の “中高生の悩みを「理系センス」で解決する” なる本を借りて来て読んでいる 竹内薫氏は1960年生まれで東大理学部物…

H-imagine

遡ること17~8年ぐらい前、『閑神(人)社』なるものを 設置した 神社には賽銭箱がつきもの 箱は お金が掛かる❗ので竹筒を貰って お賽銭を入れる隙間を作って鎮座させていた 竹筒の後ろには神様の名前を書いた 『閑照大神』 「ひまてらす おおみかみ」 「…

多様性

世の中には多種多様があって各々を認め合って生きて行く❗ 正に、正論である だが、これが「正義」となると山本夏彦翁の『正義は国を滅ぼす‼️』を思い出す 「人間の命に軽重は無い❗」という正義 『LGBT』というセクシャルマイノリティの方々の声 「潔癖症」の…

無用

不思議なもので、それをしたところで誰も喜ばないし、感心もしない 世の中の誰もが見向きもしないこと❗️とか、もの‼️を秘かに愛でて喜んでいる僕 大体、僕が世の中の無用者ですから そんな無用物同士で語りあっているんです 先日から、土手にあった雑草を植…

明恵上人

今更ながら、自分の浅学非才を嘆いても仕方がないが 、白洲正子氏と河合隼雄氏の対談集を読んでて つくづく浅学を思う 心理学者の河合隼雄氏の著書『明恵 夢を生きる』を読んだだけであったが、今回 両者の対談集で「明恵上人」の この言葉を初めて知った 『…

白洲正子

河合隼雄氏との対談集 『縁は異なもの』を購入して読了した 白洲正子氏の骨董集等の著書は読みましたが、この対談集の中で頻りに『能』のことを語られてて、今まで能に接してこなかったことを後悔してゐます だが、この歳になって観る「能」は若い頃とは違っ…

この歳に成って人生を振り返ると、正に「出逢い」が『縁』となり如何に続くかに掛かってゐたかを実感してゐる‼️ 男女のことでも 「縁は異なもの味なもの」 以前、お寺の玄関の柱に掲げられてた札に 「袖振り合うも他生の縁」 「多生」という言葉が「他生」に…

あめあめ降れ降れ

今朝の目覚めは4時27分 近頃、この数字に興味があって『数の発明』なる本を読んでいます サブタイトルは、「私たちは数をつくり、数につくられた」ケイレブ・エヴェレット著 屋代通子訳 1日を何故24にしたか⁉️とか、1を60秒にしたのか⁉️ いろんな数…