空気と感情

 

 僕の中で、評論家と云えば、古くは「小林秀雄」氏、近代となれば「山本七平」氏と「山本夏彦」翁

  若い評論家のことは寡聞にして知らない

 古人の評論家と喚ばれてた方達は実に和洋の古典を熟知されていて、また、友人・知人達も博覧強記であるが故に錬度は遥かに高い

 山本七平氏が1977年に上梓した『「空気」の研究』

 この著の中で、『組織には、「論理的」意思決定と「空気的」意思決定の二つがあり、明らかに後者のがほうが強いと言うのである』と

  戦艦『大和』の出撃に関し、「論理的」ではなく「空気的」意思決定がされた❗️と

 僕は以前から「空気的」とは一体何なのか🤔⁉️と

 たぶん、「空気」は「雰囲気」なのかと漠然と思っていたが、今回のコロナ禍を経験して、「雰囲気」みたいな曖昧模糊な表現ではなく、「空気」=「感情」との認識を強固にした

  個々の内包している感情が一気に吹き出す

 まるで、火山の噴火🌋

 噴煙が空を覆い噴石が飛び散り、溶岩が斜面を流れ樹木・家屋を呑み込む❗️

  「感情」が「論理」を封じ込める

  結婚は、「感情」だけでなく「お勘定」も🤗

       勘定奉行所 召使翁