旅籠

 

 毎朝、朝食と僕の弁当🍱の献立を考えることが煩わしくなって来ている😢

 ところが、今朝は昨晩から弁当の献立を決めていて、起きるなりいそいそと作りだした

 というのも、浅田次郎氏の「流人道中記」なる本を読んでいて たまらなく食いたくなった弁当があった

 本の内容は、江戸から蝦夷へ科人(とがにん)を送る下っ端の与力と科人の道中記である

 旅籠、旅籠で思わぬ出来事に遭遇し、科人(三千ニ百五十石の旗本・罪状は不義密通)の知恵と地位を利用して解決して行く浅田次郎氏の得意技

 その技にまんまと嵌まらされている

 江戸時代の旅籠は昼飯の用意までしてくれてた

 途中で腹が空いても直ぐに食べれるように竹皮に包まれた握り飯を渡してくれてた❗️

 梅干しと味噌の握り飯

 ということで今日の弁当は握り飯(鰹と梅干し)、漬け物に卵焼き

 今日の握り飯は三角形🍙ではなく俵形の御産巣日(おむすび)

 「辻留」の辻嘉一氏が

「両掌を結び合わせて形作られる御産巣日は、賢所の日々の供御として伝承されている。卵形に近いお彼岸のおはぎ様の姿こそが本格のおむすび。

「火事見舞いに喜ばれるのが掌一杯で結ぶ三角形」

  今日は何処ぞに行って御産巣日を戴くことにしよう❣️

   御産巣日翁