今年の上期から一万円札の肖像が福沢諭吉翁から渋沢栄一翁に変更になる
40年ほど前に渋沢栄一翁著の「論語と算盤」を読んだことがある
先日から畏敬してやまない山本七平氏の著書
「渋沢栄一
日本の経営哲学を確立した男」
読んでいる
その著書の中で山本七平氏が述べているのが、「リーダーたる人徳」とは⁉️
「人徳」の定義で有名なのは、舜帝の臣、皐陶が、舜帝の前で語った「九徳」といわれる9つの徳目である
その徳目とは、
・寛にして栗(寛大だが締まりがある)
・柔にして立(柔和だが事が処理できる)
・愿にして恭(真面目だが丁寧でつっけんどんでない)
・乱にして敬(事を収める能力があるが慎み深い)
・擾にして毅(おとなしいが内が強い)
・直にして温(正直、率直だが温和)
・簡にして廉(おおまかだがしっかりしている)
・剛にして塞(剛健だが内も充実)
・彊にして義(豪勇だが正しい)
この逆が不徳の人間
徳のない典型的な人間ということになる。列挙してみると、
・「寛にして栗」の逆は、「こせこせとうるさいくせに、締まりがない」
・「柔にして立」の逆は、「刺々しいくせに、事が処理できない」
・「愿にして恭」の逆は、「不真面目なくせに尊大で、つっけんどんである」
・「乱にして敬」の逆は、「事を収める能力がないくせに、態度だけは居丈高である」
・「擾にして毅」の逆は、「粗暴なくせに気が弱い」
・「直にして温」の逆は、「率直にものを言わないくせに、内心は冷酷である」
・「簡にして廉」の逆は、「何もかも干渉するくせに、全体がつかめない」
・「剛にして塞」の逆は、「見たところ弱々しく、内も空っぽである」
・「彊にして義」の逆は、「気が小さいくせに、こそこそと悪事を働く」
裏金を不記載と言い逃れする不徳の輩達
背徳翁