空想

 

近頃、絵本を読み出して 小さい子どもの頃を思い出してゐる

蟻🐜を捕まえて絹糸を結わえて巣穴に入れて吸い込まれて行き その先のことを思ったりしたことを

大きくなると何事につけ知識で理屈をつけ納得してしまい想像の世界で遊ばなくなってた

知識で頭の中が一杯になると豊かな感性が涸れて、つまらない人生を送るようになる

老化というのは頭の中が隙間だらけになり、その空間に想像の翼が一杯広がることになるのかなぁ~🤗

もう、知識なんぞは要らぬ

菜の花に似たセイヨウアブラナの蜜を吸いに紋白蝶が春の陽光に3匹4匹と飛び回ってゐる

夏目漱石の『草枕

「智ちに働けば角が立つ

情に棹させば流される

意地を通せば窮屈だ

とかくに人の世は住みにくい」

腕枕翁