2020-01-01から1年間の記事一覧

人間

以前、英国のエコノミスト誌が、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカには「ピーター・ドラッカー」や「トム・ピーターズ」が居る アジアには「大前研一」が居るがヨーロッパ大陸には彼等に匹敵する思想的指導者が居ない❗️と その大前研一氏の近著 『世界…

棲み分け

生物にとってニッチとは、単に「すき間」を意味する言葉ではない 全ての生物が自分だけのニッチを持っている そして、そのニッチは重なり合うことが出来ない もし、ニッチが重なれば、重なったところでは激しい競争が起こり、どちらか一種だけが生き残る 一…

ちりめん山椒

山椒の葉っぱが淡から濃になると愛らしい実をつける 我が家には3本の山椒の木がありますが、どれも実をつけず 去年、初めて実山椒を戴き「ちりめん山椒」を作り 珠玉の逸品となりましたので今年も無理を承知でお願いしました 去年の実山椒は茹でたのを戴い…

地図

「図」という字の旧字は『圖』 「口」の中に「啚」 「啚」の横棒は米の倉を守る屋根であった よって、「米倉(こめぐら)」を表す❗️と この「啚」から派生したのが「鄙(ひな)」、田舎という意味 「鄙びた」土地とか ですから、地圖は初期「米倉」を表す場…

善行賞

僕が小学生の頃、校長から表彰されて名札に「善行賞」なるバッチが戴けた賞がありました 誰かが善い行いをしたのを市民が届けたのを学校に通知して 朝礼の時に前に呼び出されて表彰されるんです 今日、この地域は昼から風雨☔️が強くなった 若い女の子が店の…

魂魄(こんぱく)

松永伍一氏の『老いの品格』なる著の中で歌人の窪田空穂の辞世の歌を紹介してゐる 『まつはただ意志のあるのみの今日なれど 眼つぶれば まぶた重し』 「この歌は死の四日前のである。意識も朦朧としているに違いないが、意志だけを頼りにして最後の生を生き…

半年 過ぎし折

「寅さん」こと、渥美 清氏(俳号・風天 )が このような一句を遺してゐます 『ゆく年 しかたない 寝ていよう』 先日から隣りの土手を 蜻蛉(トンボ)が群れをなして飛んでいます 初夏ですから「赤とんぼ」ではないんですが、捕らえてみたいんですが虫取網も…

句読点

鴨 長明の「方丈記」の一節 『知らず、生れ、死ぬる、人、いづかたより来たりて、いづかたへか去る。』 若い頃、生きて死ぬ❗とは「句読点」があらねばならぬ‼️と鴨長明と同じように思ってた ところが、この歳(67才)に成って『黄昏時』を頻りに想ふようにな…

護摩の灰

この機に乗じて、我が『閑話寺』で「護摩祈祷」を執り行うこととなりました つきましては、全国津々浦々の方々から「護摩木」と「ご寄進」をお贈り戴き 小生一人がお堂に籠り ご祈祷致したく存じます 我が『閑話寺』では斯様な説諭をしております 『護魔の灰…

蟹🦀

今朝、いつものように草木に水を遣ってたら朝顔の蔓に淡青色と薄紅色、二輪の花が咲いていました 朝顔の蔓は右回りに巻いて昇って行きます 先日頃から店に『アカデ蟹』が出没しだしました 正に、「出没」 見つけて追いかけたら隙間に入り込んで出て来ない‼️ …

薬大

授業も出ずに、実習も最初の出席だけ済ませたら脱兎の如く雀荘へ駆け込んだ 実習は二人でするもんでしたが、全て相方に任せて 実験結果は助手に訊き 相方に教えてレポート✒️を書いて貰ってた 兎に角、薬大に行っているのに授業と実習には出ずに学食や事務職…

桔梗

この時期に咲く桔梗のことを『五月雨桔梗』と喚ぶらしい 昨日から我が家の鉢植えの桔梗が深紫色の花を開かせました 梅雨空の鬱陶しい時に花先に切り込みを入れた凜さが辺りに涼を漂わせます 『梅雨の雲に その色映るか 五月雨桔梗』 山帰来 「山帰来」と云え…

ひょっこり ひょうたん島

僕は 兎に角 幼稚であり 故に稚拙であった❗️ 服も靴下もまともに出来だしたのは 小学5~6年生ぐらいから 本も小学生の6年間でまともに読んだのは、「レ・ミゼラブル」一冊 読んだというより読まされた‼️ 僕が12才(1964年)時に《ひょっこりひょうたん…

摂理

五月の初めに乳白色の五葉の花びらを開き、今日見ると直径2~3㌢の濃緑な実を八朔(はっさく)がつけていました 茶室の掛け軸に 『一華開五葉』 が掲げられてる時があります 達磨大使が弟子の慧可(えか)に与えた偈(げ) 『一華開五葉 結果自然成』 「一…

木槿(むくげ)

この季、三本の木槿の幼木を戴き 何処に移植するか思案橋 小林一茶の句に 『それがしも 其の日暮らしぞ 花木槿』 木槿の品種は多いですが、千利休の孫の千宗旦が特に好んだのが、この純白の花の中心が赤いのを『宗旦むくげ』と云われています 木槿は、朝開き…

笑福

河竹 默阿彌(もくあみ)は歌舞伎狂言作者の最後の巨峰 その孫の河北 繁俊 この繁俊が関東大震災のことを 「今度の震災によって、歌舞伎劇は第一にその住ふべき劇場を失ひ、第二に其の観客を追ひ散らされ、第三に歌舞伎劇を構成する所の諸種の材料と、史的、…

人類と芒(すすき)

毎日毎日、目にする河原の芒(すすき) 何故、河原には芒ばかりなのか⁉️ この答えを辿って行くと人類史⇒生命史に通じる‼️ 以前、樹木の後に草が現れた❗️と その草の歴史は、双子葉植物⇒単子葉植物へ 双子葉植物で一番分かり易いのがアブラナ科の「大根」 主…

熱中症

僕等が小さい頃は「日射病」と呼んでいました 時代と共に言葉も変遷して行くし、新しい言葉には もはや理解不可能であるからして対応をすることすら出来ぬ❗ 先日も、『これからは「AIとBI」を考慮して行かなければならない❗』と ⁉️⁉️⁉️ 『AI』は「artificial…

知不足

今日の青空は梅雨の一休みでしょうが ここ3~4日は重たい雲が垂れ込めていました 猫の額ほどの地に自生しているミニトマトや大葉が、ここに来て一気に背丈を伸ばした❗️ 思うに これは日照不足に拠るのでは⁉️ メダカの水槽に浮かんでいるホテイアオイも日陰…

justice&peace

巷間では「正義」と「平和」を叫んでいる連中が鉈を振って暴れている 料理をしながら学んだことがあります 「色合わせ」に「組み合わせ」、「濃口・淡口」、「隠し包丁」、「隠し味」等々 鯛・鮃・鰈などの白身魚の煮付けは調味汁を魚肉に浸透させるのではな…

心太(ところてん)

むかし、昔、子供が産まれるまで性別を知ることは出来なかった だから、男の子と女の子の名前を考えた 男の子だったら「心太」と ところが、「心太」とは「ところてん」である❗と 漢字は気に入ってたんですが、読み方が「ところてん」ではあまりにも可哀想だ…

鎹(かすがい)

「子は鎹」と云いますが、その時代は敢えなく過ぎ去り今は『豆腐に鎹』 この諺は「糠に釘」と同じで「一向に効き目がないこと」 病みつきになってる豆腐の食べ方があります 冷奴にオリーブオイルを掛けてる 小豆島産のエキストラバージンオイル『手摘み』を…

海蘊(もずく)

このスマホで「もずく」と打ち込むと『海蘊』という字に変換される 元々はホンダワラ等の藻に付くから「藻付」という字だと思っていましたが、「蘊蓄(うんちく)」の「蘊」を使って「海の蘊」だとは意味深である ところで、この地域の「藻付」は太いので「…

いぎす豆腐

今治・越智郡地域の郷土料理 海藻の「いぎす」を天日干したのを生の大豆粉をだし汁で煮溶かし、寒天のように固めた料理 昨日、知り合いから その「いぎす豆腐」を戴きました 2~30分冷凍庫で冷やし 小鉢に切り分け 梅干しと大葉を刻んだのを乗せて戴いた …

北斎と写楽

僕は展覧会に行くと、よく展示品が収載されている写本を購入します 先日から手にしているのが、以前(2006年)愛媛県立美術館で開催された『四大浮世絵師展』(写楽・歌麿・北斎・広重) その四人の中では、東洲斎写楽と葛飾北斎の二人の差違を感じた 写楽の…

人口膾炙

一家に一台 あれば料理の幅が広くなるし、もしもの場合やキャンプでの火おこしにも ピったしの逸品が『ガスバーナー』 魚は皮が しこたま旨い 湯引きをすると脂ぶんが抜け落ちて それはそれで さっぱり感を味わいたい時は うってつけですが、皮にある脂を戴…

てんぷら 山の下

現代の作家も以前の作家も、缶詰めになって執筆するのが『山の上ホテル』 痛快娯楽作家の浅田次郎氏も「山の上ホテル」の間取りや料理屋を模した作品もあります その『てんぷらと和食 山の上』 一度は宿泊して行きたい店です 叶わぬ夢なので、今晩は僕が「天…

臺灣

以前、台北に行った折り通訳の人に「台湾はどうして こんなにも複雑な漢字を使ってんですか⁉️」 と、訊いたら 「漢字は象形文字ですから簡略化すると元の意味が分からなくなります。 ですから、子供達の覚えなければならない漢字の数は3000です❗️」と 確…

死の瞬間

キューブラー・ロス(精神科医)を知ったのは何十年前だったか⁉️ あれから、片時も「死の受容」のことを思わぬ日はなかった 死を受容するには5段階の変遷がある‼️と ①否認・隔離 自分が死ぬということは嘘ではないのかと疑う段階である。 ②怒り なぜ自分が…

子午

夜中に目覚めると北斗七星とカシオペア座を探して北極星を見つけると二拜二拍一拜します 北半球に住んでいるから北極星が目印になるんですが、南半球の人達は何を目印にしているのかオーストラリア人にでも訊いてみたいものです 「子午線」は明石の天文台で…