半年 過ぎし折

 

「寅さん」こと、渥美 清氏(俳号・風天 )が このような一句を遺してゐます

『ゆく年

しかたない

寝ていよう』

先日から隣りの土手を 蜻蛉(トンボ)が群れをなして飛んでいます

初夏ですから「赤とんぼ」ではないんですが、捕らえてみたいんですが虫取網もないですし、トンボの俊敏な動きに勝てる訳がない😢

寅さんの「赤とんぼ」の一句があります

『赤とんぼ

じっとしたまま

明日どうする』

控えめな人柄が句に滲み出てゐる

誰しも認めて欲しくて顕示したくなるのですが、寅さんは役柄通り 目立たない句ですが、心には沁み入る

我が 我が、という「自我」

あるが儘の草や石ころでゐたいんですが 如何せん 自我が出過ぎる

今日は後半年の始まり也

『蜻蛉 追いかけ 来し道忘る』

忘我翁🤗