言語

有自遠方来

年の差は36歳、知人でもなく朋(友)である 彼は30年後、50年後を考えている❗️ この歳まで生きて来て、結局、世の中には「考える人」と「考えない人」が居るのを知った❗️ 「考えている人」は考えている❗️ 彼は30年後、50年後を考えている 彼が朋で…

葉脈

鍋にお湯を沸かす 沸騰したら火を止めて、濃度10%程度の重曹を溶かす(水500mlに重曹50g) 重曹が溶けたら葉っぱを投入! よく煮て葉肉をやわらかくする 葉っぱを煮だしたら、食用酢を少しかけて、弱めの流水で洗う 水をはったバットの中で、歯ブラシを使っ…

擱筆(かくひつ)

この言葉を知ったのは、阿川佐和子女史の父親で小説家の阿川弘之氏が文章の最後に書ていたのを見たのが初めて 「擱筆」とは、「筆を置きます」とか「これで文章は終わります」という意味ですが、あの世代(大正)には日常的に使われていたんでしょう あの世…

無知の知

小さい頃、高校生や大人が「テツヤ」した❗️ と、聴いて 我が家の裏にあった「グズ鉄屋」の「鉄屋」が 錆びた頭にこびりついてて 『大人に成ると「鉄屋」をする人が多いんだなぁ~⁉️』と 今でも、「徹夜」と聴くと「鉄屋」に変換してしまう 明治人は、「朝飯…

ワタシ

勘違いなのか⁉️ 覚え間違いなのか⁉️ 言い間違いなのか⁉️ 聴いていてドキリとする時がある 脰(うなじ)とは、首の後ろの部分で「うなじが綺麗」とは女性への褒め言葉 僕のお袋はこの「うなじ」のことを何度となく『うじな』と喚んでいた❗️ あの頃の女性は着…

辛抱

むかし、昔から漢字をが好きで「諸橋轍次」氏の『大漢和辭典』を傍に置いて よく読んでいた 漢字というのは『一』の在る位置で次から次へと想像が膨らんで来る 『木』に例えると「一」を下に書き加えると「本」になり、上の横一の直ぐ上に置くと「未来」の『…

この字の成り立ちは、「口と犬」で旧字は『器』であった いつの間にか、「器」は大きくなければいけないようになった 老子も、「大器晩成」なる言葉も遺している この「器」が大きく成るのと反対に『知足』なる言葉もある 『知足』を知るには、「器」は小さ…

艸・人・木

いつの頃か定かではないが、朝起きると直ぐに『茶』を淹れるのが日課になっている こんな言い伝えがある 「 朝茶はその日の難逃れ」 「朝茶には福が増す」 「朝茶は七里帰っても飲め」 縁起なんぞは一切関わらないが朝茶の渋味は身体を目覚めさす 昔から『茶…

空の🎼五線譜

夜空を見上げていると星の列びに五線譜を引いて 星が奏でる 曲を聴いてみたい 自然に関心を向けると いろんな音が聴こえて来る 蜘蛛が糸を垂らして降りて来るのを観ていると 弦が擦れる微かな音が響いて来る 夕方に成ると鳥が「すみか」に帰って来る この「…

茶翁

朝の一服をウッドデェッキの椅子に座って 夜明けの空を眺めながらしてゐる 金木犀の大木がある 大葉の群生、朝顔の残り花 水瓶のメダカに布袋葵の薄紫の花 煙草を燻らせながら、「皆な 何しに生きてゐるのやら⁉️」 とかく、人の世は不平・不満で溢れてる 思…

&c.

僕が小さい頃、馬鈴薯(ジャガイモ)のことを「ジャガタライモ」と言ってた❗ 「ジャガイモ」自体はもともと1600年前後に日本に伝来してきた野菜で、オランダ人によってジャワ島のジャガタラを経由して渡ってきた植物で「ジャガタライモ」と呼ばれてて、そこ…

雑感

人生の卒業とは何歳なのか⁉️ 昔から、「卒寿(そつじゅ)」という祝い年があります 「卒」の略体が「卆」であり「九十」と分解できるところから90歳が卒寿 字の中に「漢数字」が入っているのに興味がありました 『染色』の「染」は「木を煎じた中に九回浸…

地図

「図」という字の旧字は『圖』 「口」の中に「啚」 「啚」の横棒は米の倉を守る屋根であった よって、「米倉(こめぐら)」を表す❗️と この「啚」から派生したのが「鄙(ひな)」、田舎という意味 「鄙びた」土地とか ですから、地圖は初期「米倉」を表す場…

句読点

鴨 長明の「方丈記」の一節 『知らず、生れ、死ぬる、人、いづかたより来たりて、いづかたへか去る。』 若い頃、生きて死ぬ❗とは「句読点」があらねばならぬ‼️と鴨長明と同じように思ってた ところが、この歳(67才)に成って『黄昏時』を頻りに想ふようにな…

justice&peace

巷間では「正義」と「平和」を叫んでいる連中が鉈を振って暴れている 料理をしながら学んだことがあります 「色合わせ」に「組み合わせ」、「濃口・淡口」、「隠し包丁」、「隠し味」等々 鯛・鮃・鰈などの白身魚の煮付けは調味汁を魚肉に浸透させるのではな…

臺灣

以前、台北に行った折り通訳の人に「台湾はどうして こんなにも複雑な漢字を使ってんですか⁉️」 と、訊いたら 「漢字は象形文字ですから簡略化すると元の意味が分からなくなります。 ですから、子供達の覚えなければならない漢字の数は3000です❗️」と 確…

今から3億年ほど前の「古生代」の頃の「メガネウラ」という昆虫の大きさは70㌢を越える巨大なトンボのような姿であった❗と 巨大な昆虫が活躍出来た背景には、酸素濃度に関係がある❗と 当時の酸素濃度は35%、現在は21% 昆虫は酸素濃度が高くないと隅…

一服

わたしゃぁ、柳家小三治師匠にぞっこん惚れてまして粋とは職人とはの真髄の芯の方 2014年に人間国宝に認定されてゐます 小三治師匠の俳号は「土茶(どさ)」 小沢昭一氏や永六輔氏等と長年「東京やなぎ句会」なるものをされてました こんな句を 『ひといきに…

OXFORD

昔は、「男の嗜(たしな)み」・「女の嗜み」というものがあった 「女の嗜み」と云えば、茶道・華道・裁縫・料理等 「男の嗜み」と云えば漢籍・武道・書道・将棋等 OXFORDの英英辞典の『art』の欄に 「Arts subjects place greater emphasis on imaginative …

三百代言

暇になると⁉️ というより、二六時中 暇で、他の時間は酒呑んで酔っ払って寝てるだけだ だから、漢字やらをひっくり返して遊んでいたり 「出家」⇔「家出」 「社会」⇔「会社」 家主人は「家から出て行け❗」とは言わず、やんわりと 「そろそろ好きな女の人と一…

きく

この時期だから「きく」と言ったら「菊」を思い浮かべるのでしょうが、今日のは動詞の「きく」 「聞く・聴く・訊く・効く」があり「利く」もある この「きく」を受け止めるには、先ず こちらが沈黙をせねば、汲み取ることは出来ない 「利き酒」なる言葉があ…

新明解 国語辞典

僕のは1994年発行 ですから、今から25年ほど前 何の気なしに『しぜん』という項を読んでたら『自然⇔人工』と『自然⇔文化』と‼️ 図書館に行き、他の国語辞典を調べましたが 僕が目にしたのは全て『自然⇔人工』か『自然⇔不自然』ばかり 『自然⇔文化』は…

烏滸

烏(からす)の滸(ほとり)と書いて「おこ」と読みます この漢字を使っているのが、「おこがましい」の「おこ」がこの「烏滸」 こんなことが囁かれています 『「烏滸(おこ)」とは、中国の漢代に、今の広西省に住んでいたといわれる未開人のことで、当時の…

醜術館

表裏があるし、前後もある 互いに持ちつ持たれつの一体であるが「美醜」も然りである 昔から、「奇を衒(てら)う」なる言葉があります 意味は、「わざと変わった事をして、他人の注意をひきつけようとする」 日本人には、「芸術=美」との思い入れが刷り込…

言葉

台北空港でエレベーターに乗る時、その漢字表示に台湾人の知識の豊かさと 駆使する知恵の深さに脱帽しました エレベーターのことを「電梯」、読み方は知りませが見れば「電気で動く梯子(はしご)」と納得 「言葉」は「言の葉」ですが、それを辿れば「枝」が…

医療

広島空港から台北へ 台北はトランジット(乗り継ぎ)でBターミナルからAターミナルに移動しなければならない たぶん、今回で度越(ベトナム行き)は40回目ぐらい しかし、この広島⇒台北⇒ホーチミンは初ルート 台北には何度か来ていますがターミナルの移動…

良寛

辛くなる時や悲しくなる時 僕は不思議なことに「良寛さん」が想ひ浮かんで来るんです あの字を見ていると、地上の煩わしきことが天高く昇ると大風が吹いて 一気に流してくれる 良寛さんの漢詩を現代語訳したのがあります 「お金持ちは、生活に不必要なものに…

You

昔から、我が国の教育と云えば「読み・書き・算盤」と決まってた 読んで書くのは「国語」であった それが、英語になったら「読み・書き・聴いて・話す」に‼️ 「国際人に成れ‼️」と 英語が世界共通語になったからか⁉️ 確かに、英語が話せれば多くの国の方々と…

漢字

午前と午後の「午」は「うま」 子午線の「子」は「ねずみ」で「午」は「うま」 「午」が顔を出せば「牛」となる❗ 江戸時代には、こんな川柳が 「日に千両 鼻の上 下(うえ した) 臍(へそ)の下」 この解説は チ と 難しい 鼻の上には目があり、歌舞伎とか…

台湾語

台北の「YMCAホテル」の前は露店商のような小さな店が軒を連ねています 何処かで食べよう❗となり、店に掛かっている看板メニューを眺めながら、連れと漢字を見ながら「あれは何やろうか⁉️」と話してたら、若い女性が日本語で「あれはチーズですよ❗」と 『起…