2022-01-01から1年間の記事一覧

 規範

「徳」という字の旧字体は「德」 新字体は「心」の上の横「一」を失くした 旧字体の「德」は心の上に「直」 「素直な心で行う」ということ 横「一」を失くしてから内的規範の「道徳」が消えてしまった昨今 外的規範が「法律」ですから、法律に「表現の自由」…

古事記

今、この歳になって初めて古事記を読んでいるんですが、高校時代に読んでれば もっと歴史に興味が持てたのに 「古事記」の成立は西暦712年 古事記は神に依る日本の国作りの記録ですから、神武天皇即位を紀元とする「皇紀」で表わすと1372年 都を奈良の平城京…

手仕事

漸く、塩野米松著の「失われた手仕事の思想」を読了 利便性・安価を追求した結果、手間の掛かる手仕事が消えて行く過程が記されている 昭和2〜30年代、家庭の中にあった諸々の物が一切合切無くなっていることに驚きを隠せない 炭・箒(ほうき)・盥(たらい)・…

一言半句

神奈川県茅ヶ崎にある作家「開高健記念館」の石碑に開高健氏の自筆の言葉が刻まれている 「入ってきて人生と叫び 出ていって死と叫ぶ」 有無を言わせず連れ出されたのが安倍晋三氏 「死」も叫べない暗殺 安倍氏が卒業したのは「成蹊大学」 この大学名の由来…

つきじ 近富

築地場外市場の入り口の角に店がある 10年ほど前に行って 鮪や鮭をしこたま買って送って貰った それから毎年 カタログが届いている こんな風に店の紹介をしている 「築地で創業60余年『天然・安心・真に美味しいもの』にこだわった天然の鮭専門店です 紅鮭、…

茗荷忌

今年も7月2日がやって来た 毎年、この日に我が家の野良生えの茗荷を収穫する 今朝、地面を手探りしながら漸く2個を収穫 茗荷は縦切りではなく輪切りにして水に晒して戴く 今年は今までにない異常気象 梅雨の期間の雨は異常に少なかった 川が濁流になったこ…

瀬戸の夕凪

梅雨が明けた途端、猛暑・熱中症という言葉が降り注ぎ渇水が目前に迫って来ている 僕が小さい頃は「日射病」だった いつ頃から「熱中症」になったのやら その昔、「瀬戸の夕凪」という言葉もあった 夕方に海と陸の温度が同じになり、風が止んでしまう 正に「…

目から鱗

ここ今治地方では「アコウ」と呼ばれている「ギジハタ」 この「アコウ」を昨日、行きつけの魚屋「魚一」さんで生簀から2匹取り出して貰い鱗を取るのを見て我が「目から鱗」も取れた 鱗を取るのが実に早くて、取り残しはゼロ 道具はなんと「金タワシ」 「ステ…

賢者の石

原子番号80の水銀のことが気になりだして長らく筆が止まっていた ここらで吐き出しておかないと水銀中毒になりそう 空海が何故 高野山に大きな伽藍を建立出来たか? そして、その資金はどうやって捻出したか? そこから憶測・妄想が広がって行き収集がつかな…

時間

兎に角、今の僕は時間に占領されている! 空が白み、小鳥が鳴き始めだすと目が覚める そこからの一連の行動が ほとんど何年も一日中変わりがない 以前、日本でも「夏時間」の導入という議論が俎上に登ったことがあるが 線香の煙りのように有耶無耶になった …

他山の意志

南 伸坊(みなみ しんぼう)氏はイラストレーター、エッセイスト、漫画家で彼の思考・文章・絵は実に爽やかであるが中味は考えさせられることが多い 著書の「対岸の家事」も参考にしている 我が家の冷蔵庫の片隅にひっそりと佇んでいる僕手作りの諸々 ・ニラ…

大葉

関東は梅雨入りしたのに四国は もう少し掛かるかも? 我が家の空き地に野良生えしている、大葉・三つ葉・茗荷にトマト 水遣りを朝にしてたんですが、帰宅して大葉を観ると舞妓さんの「だらり帯」のように葉っぱが垂れ下がっている 一日の労働が終わって疲労…

時刻

時計のことを調べていると、時刻まで自分の思い通りにしているのが権力者だというのがまざまざと知らされる 北朝鮮の金正恩は2015年に標準時間帯を30分動かした その時、北朝鮮の通信社は「邪悪な日本の帝国主義者どもは、朝鮮から その標準時すら奪うという…

時遊

僕は以前から「自由」という言葉が好きでは無かった 何故かというと、「自由」とは、縛られていない,束縛のない,行動の自由なこと!とある この「行動の自由」がどうも腑に落ちないし、「行動」という動作に納得がいかなかった 「自在鈎」という道具がある …

線香

一ヶ月ほど前から、「時間」という見えないモノを見えるようにした「時計」 人類が千年以上前から叡智と技術を駆使して作り上げた時計 時計を動かす動力の進化と利用が精巧、小型化を可能にして来たかを知ることが出来る でも、欧米人が思い付きもしなかった…

苺🍓一会

去年、裸足で散歩をしていたら、路傍に野良の苺の苗があったから抜いて庭に植えていた 4月21日に白い花を咲かせてた 段々、実が大きくなり色付き始めた 蛞蝓(なめくじ)にやられてはいけない!ということで実の下に段ボール紙を敷き、鳥に食べられてもいけ…

蜂の腰

砂時計の括れたところを「蜂(蜂)の腰」と言うそうです 「蟻の腰」でもよさそうなもんですが、蜂の羽ばたきは一秒間に蜜蜂では190回ぐらい、雀蜂では150回ぐらい 因みに余談ですが、蝶は8〜10回、蜻蛉は20〜30回、蝿が200回ぐらい、蚊は35…

砂時計

先日から時計について、あれやこれや諸々のことを調べている 昨日もニュースでGoogle が自社ブランドのスマートウォッチ「Pixel Watch」を発売する!と 現代人は正に究極の人工(管理)物を装着するのがステータスとなり、管理されるのに何等の違和感さへも感…

時計

もう何年間か「安物買いの銭失い」を続けている 三ヶ月ほど前に、目についたのが腕時計 送料込みで399円 高校生時代嬉しがって腕時計をしていたが、いつの間にか紛失 それ以来、腕時計のことは失念してた ところが、50年振りに腕時計を付けていると何だか…

三角形

僕の頭は算数止まり、数学には届かず‍ だから、知っている定理は「三角形の内角の和は180°」だけ 定理 「数学で真である命題,つまり公理系から演繹的推論により導かれる(証明される)命題」 でも、三角形の定理も三角という「形」が存在しないと体を成さな…

マスク

夢を語る時には、「明恵(みょうえ)上人」抜きには考えられない 明恵(みょうえ)上人間は、鎌倉時代前期の華厳宗の僧で40年の観行での夢を記した「夢記」 夢には、寝ている間に観る夢と「夢と希望」の夢がある 英語では、寝ている時の夢は「Dream」、「蓼…

去年「裸足のすゝめ」を実践していた折に路端に苺の野良生えが数株植わってたから抜いて庭に植えていた 今朝、3つの花を咲かせているではないか すべきことを全てやり終えたから包丁を研いだ ステンレス2本と牛刀1本 牛刀は10年以上前から使っている 研…

洋食屋

土井善晴著の 「くらしのための料理学」なる本の中に、料理と食事の一節に「西洋料理は食事中も料理をしている」 「皿は真名板であり、その上で肉をナイフとフォークで切り分け料理しながら食べている」と ならば、刺身を西洋料理風に食する「洋食屋」なる店…

一粒万倍日

縁起を担ぐのに持って来い!の日があるものです 「一粒万倍日」や「天赦日」 今日が一粒万倍日が 「一粒の籾(もみ)が万倍にも実り、立派な稲穂になる」という意味 そのため、一粒万倍日は、何事を始めるにも良い日とされている 僕は縁起を担ぐという気持ち…

甘藍畑

キャベツは漢字表記すると「甘藍」 ちなみに「クワイ」は「慈姑」 「慈姑」この字はクワイの形から想像されたのだろう❓ ところで、絵って人間の目線で描かれているのがほとんど 源氏物語の絵は斜め上から描かれている しかし、鳥瞰図という言葉があるのに鳥…

(続)日本料理 藤井 

その日は朝から金閣寺に龍安寺に仁和寺を巡った 仁和寺の御室櫻の秀麗さには歴史が感じられて思わず手を合わせた 昼からは、京都の南座で「都をどり」を観覧 春夏秋冬の場面があり、春には御室櫻が登り、夏には蛍が飛び交ふ場面では[梁塵秘抄]の「遊びをせむ…

KENZO ESTATE 第2

ロゼを飲んだ後に、「何か変わったツマミはある?」と訊くと 「エシレバターのスティックが有ります」と 見たことも聴いたこともない 店主曰く、「エシレバターはフランスのエシレ村で作られており 乳牛(ニュウギュウ)は牧草をゆっくりと食べ、乳脂肪の多い…

KENZO   ESTATE

京都祇園店にディナーを予約 KENZOのコンセプトは「料理に合うワインではなく、ワインに合う料理」 次から次へとワインが進むように料理が出て来る 驚いたのが、[いぶりがっこ]に[マスカルポーネ] この組み合わせが実に巧みで、勧められたワインに驚天動地 …

花脊

京都の奥懐・花脊の地で120年あまりの時を刻む 「野草一味庵 美山荘」 30年以上前に訪れたのは4月の終わり 部屋の縁側の直ぐ横下に小さな川が流れている 櫻は散っていると思っていたら花脊の春は遅く、川面に櫻花が筏のように流れ下って行くのが見れた…

反転思考

ロシアがウクライナに侵略している現在、我が国が如何なることをするべきか⁉️ これを考察するに当たって参考になるのが、「近代看護教育の母」と喚ばれている『ナイチンゲール』の功績を辿ることが賢明 「フローレンス・ナイチンゲール」は、イギリスの看護…