線香

 

 一ヶ月ほど前から、「時間」という見えないモノを見えるようにした「時計」

 人類が千年以上前から叡智と技術を駆使して作り上げた時計

 時計を動かす動力の進化と利用が精巧、小型化を可能にして来たかを知ることが出来る

 でも、欧米人が思い付きもしなかった材質で時間を計ったのが東洋人

 今の若い人達は知らない方も多いと思いますが、昭和30年代生まれまでは確実に知っている「蚊取り線香

 「蚊取り線香」の歴史を調べてみるのも実に面白い!

 螺旋状の蚊取り線香を考えたのは「金鳥」創業者の奥さんらしい

 螺旋状の蚊取り線香を真っ直ぐ伸ばしたら何㌢かを知ってる人は千人に一人も居ないかも⁉️

 蚊取り線香の長さを考えた人は日本人の平均睡眠時間を調べた結果でしょう

 線香の長さは75㌢

 1時間に10㌢燃えるように作って、75㌢だから7時間30分

 ところで、この線香の燃える時間を利用したのが坐禅

 線香1本が燃え尽きる時間を一炷(いっしゅorいっちゅう)と呼んで坐り、その後、「経行(きんひん)」を行う

 軽行とは、一定の場所を徒歩で往復することで坐禅に伴う足の痺れや眠気を取り除くため、坐禅坐禅の間に行うとされている

 火を使った線香で時間を計ったのは東洋だけだったのでは⁉️

 「千日紅」は夾竹桃(きょうちくとう)

    「百日紅」は「さるすべり

     「毎日香」は線香

  線香花火翁