僕ら小さな頃、「計り」と云えば お風呂屋さんにあった とっても重そうで頑丈な「体重計」だけでは⁉️
魚屋のおじさんが自転車の後ろにトロ箱を何段も重ねて売りに来てた
その おじさんの片手には「棒秤(ぼうびん)」で魚の重さを計ってた
左手に棒秤を持ち、魚を皿に乗せて 目盛りが付いてる棒に重りの分銅(ふんどう)の紐を水平になるところに移動させて計量してた
理科の授業では両皿天秤の計り方を教えられた
今時の計りは「電子計り」
乗せると直ぐに数字が出る
天秤と言ったら分銅という重りの「釣り合い」がなければならなかった
それが今は「釣り合い」などなくなったから、どんどん上に乗せて行くだけ
目の前の「実物」ばかり
「天秤」とは「実(じつ)」の反対側には「空(くう)」があることを知らしめてくれてた❗
こと「空」に何を乗せて「実」との「釣り合い」をとるか⁉️
「釣り合い」がとれてる人を「分相応」と云う
「空」を求めず「実」ばかりを❗
『般若心経』にも
「色即是空、空即是色」
棒秤翁🤔