草花

《吾亦紅(われもこう)》

彼岸の入りが近づくと 何となく気分が西の方を向くようになるから不思議なものです この頃に野に渋い紅の「吾亦紅」があると いよいよ持って秋の深まりを想ふ 徒然草に 『この世のほだしもたらぬ身に、ただ空の名残のみぞをしき』と 「この世の中に引きとめ…

《野良》

年年歳歳花相似 歳歳年年人不同 毎年、この時期になると野良植えの「韮(ニラ)」が白い小さな花を咲かせます 韮は「ヒガンバナ科」 今年の「秋の彼岸の入り」は9月20日 この日が近づくと首をいっぱい伸ばした深紅の「彼岸花」が咲き誇ります いつもこの「…

《小さい秋 見つけた》

川面を擦るような 柔らかな風 誰も見向きもしない片隅 雑草と一括りされてる草木にも 名があります 無名の人も草木も ありません 「夕化粧」という 草が小さな可憐な花を梅雨頃から今までも咲かせ続けています 臭木(くさぎ)も実を深紅の咢に包まれてる 「藪…

《自然と自由》

《自然と自由》 今から33年前に『わら一本の革命』なる本を購入しました 著者は愛媛県の伊予市に在住の「福岡正信」氏 福岡氏はフィリピンから『マグサイサイ賞』も授与されています アジア地域で社会貢献などに傑出した功績を果たした個人や団体に対して…

《朝貌(あさがお)》

《朝貌(あさがお)》 今年の旧暦の8月15日は9月13日 この日の月を「中秋の名月」と、また里芋を供え物とすることで「芋名月」とも喚ばれてゐます 今日(9月6日)は残暑が厳しいとの予報がありました 日本に居ると季節の移りを直に感じられます 僕の友人…