京都漫遊記 第5弾

 

 日本料理 「藤井」を初めて訪れたのは去年の大晦日

 今年の4月も行ったから、今回で3回目

 兎に角、三人で しこたま呑むから 大将から弟子まで覚えてくれてた
 
 今回はカウンターではなく壺庭が見える座敷

 先ず、出て来たのが定番の「今日の出汁」

 この出汁で作った料理をお出しします❗️という趣向

 早速、酒を注文

 ワインの如き さっぱりした味

 銘柄は「稼ぎ頭」

 娘が「稼ぎ頭 2つと酔鯨1つ」と

 初回の時、この銘柄を聞いて 椅子から滑り落ちそうになった😅

 僕の生活力からすれば、これほど馬鹿にした銘柄の酒は有り得ない❗️

 ですから、今回の「稼ぎ頭」の飲み手は娘と家主人

 最初に出て来たのは 風呂敷に包まれた椀物

 風呂敷は膝掛けにして持ち帰り可

 椀の蓋を開けると一口大の餅米、その上に帆立の炙り、その傍らに雲丹

 次から次へと料理も運ばれてくるが、其れにも増して酒のピッチが上がる❗️

 今回の目的の一つが、藤井自家製の土佐醤油の購入

 近頃、刺身の醤油が甘くなって魚 本来の甘味が醤油に取って代わられている

 藤井の土佐醤油は実に魚の旨味を引き出している

 次いでに、藤井自家製の唐墨・柴漬け・ちりめん山椒も購入

 しこたま呑んで喰った❣️

 稼ぎが無いので振り向きもせず扉を開けて出た😁

 大将の歳は44〜5才

 河原町四条通りに今年の7月に「藤井のぷりん」なる店も出店

 朝から働き詰めとのこと

 僕一人の糊口を凌ぐのが精一杯

    糊口翁