日本料理 藤井

 

 大晦日の夜に銀閣寺・法然院哲学の道 近くにある日本料理『藤井』に行って来ました

大将は 割烹「水円」で料理長をしてて、3年ほど前に独立した❗️と

 白い暖簾をくぐり、最初に刮目したのが見事な活け花

   松の緑に千両と南天の赤、松の上から垂れ下がる朱色の水引

  白木の一枚板のカウンター

  6席あり、我が家で3席

  ディナーコースを予約してたから、 先ず出されたのが利尻昆布と枕崎の本枯れ節でとった一番出汁、食前酒代わり

 ここまでは予想通り

 酒の銘柄を選ぶ段になって大将が『京都の伏見の酒「稼ぎ頭」は如何ですか⁉️』と

  僕一人 うつ向いて呟いた『俺は「稼ぎ頭」ではなく「無銭飲食」や😰』と

 うつ向いてたら、我が家の稼ぎ額が「一口呑んだら⁉️」と

  ワイングラスに注がれた『稼ぎ額』を口にした

 柑橘系の香りに清楚な香り。果実のような酸味となめらかな丸味、アルコール度は9%

  日本酒を飲み慣れていない人でも これは飲める❗️

  目の前に真名板があり、大将の見事な包丁捌き

  料理も こちらの酒の進み具合を見計りながら次々と出される

 粥状の餅米の上に自家製の「からすみ」が一枚載っている

 この「からすみ」が絶品だったので、『お持ち帰り用の「からすみ」はありますか⁉️』と訊くと、奥から大きな「からすみ」が出て来た❗️

  〆は、炊きたての御飯と「ちりめん山椒」と「しば漬け」

 「ちりめん山椒」も「しば漬け」も自家製とのこと

 この2つも お持ち帰りしました

   店を出ると牡丹雪が舞い降りて うっすらと積もっていた

  本物の日本料理と酒を堪能した大晦日

    『行く年や 

             来る年も

                    はんなり』

                     無銭飲食翁