亥の子

 

 今朝、高校の同級生が石を抱えて入って来た❗️

 「家の木小屋に残っていた"亥の子さん"の石や❗️」

 60年ぶりに見た石

 今治地方では

「亥の子さん」のことを「ごうりんさん」と呼んでいた

 「ごうりんさん」の石の中ほどに溝があって鉄製の輪っかを付けて、そろに何本か縄を結えて皆で引っ張り上げて地面を搗(つ)いて穴を掘って行く

 その時に唄う歌詞は地域様々ですが、僕の記憶では

♪いーちぶ にーぶの木 三分―桜の しーぶの木 ごーよの 松の・・・・・♪
♪あら よ~い よぉ~い よいこりゃせ 。商売繁盛するように。 怪我や病気をせんように。 男の子が でーきるよ~にっ!♪

 大体、こんな感じだった

 あの頃、歩道は土だったし子供も沢山居たから 何度も搗いて大きな穴を掘るのが自慢となってた

 昭和も遠く成りにけり

     龍翁