鼓星

 

 秋の夜空は澄み切って星座に想いが巡る

 オリオン座はギリシア神話における登場人物オーリーオーンを題材とした星座

 日本人も星を観て和名を付けている

 オリオン座は「鼓星」

 どうして「鼓」なのかと昨晩眺めていた

 オリオン座を縦にすると、能楽に使われる打楽器の「鼓(つづみ)」の形になる❗️

 次いでに「カシオペ座」は「錨(いかり)星」というそうな

 この「錨」を俳諧では「碇」という字も使う❗️と

 漢字は、そのものの材質を表している

 カシオペ座は「W」で、これをひっくり返すと「M」=山形

 だから、カシオペ座のことを「山形星」とも云う

 ところで、材質のことであるが

 錨(山形)を石で作れるが、舟のイカリ⚓️とすれば重過ぎる

 やはり、イカリは「錨」を使う方がいいのでは⁉️

 茶碗の「ワン」であるが、木の椀もある

 裏千家の千玄室氏は「盌」という字を使われる

 それにしても、漢字は一字で材質までも表すとは🤔

 「鼓星」とは正に日本人の感性の奥深さに驚天

     鼓翁