第66回 日本伝統工芸展

 

迎春に相応しい陽光を浴びて昨日(2日)「香川県ミュージアム」に『日本伝統工芸展』を観に行きました

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入館して直ぐに迎えてくれるのは「日本工芸会総裁賞」の大鉢『椿』

椿の花を張り合わせた見事な陶芸作品

金工部門では般若泰樹氏の「吹分長方盤」が日本工芸会長賞

どれも秀逸なんですが、やはり受賞作品は群を抜いていました

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日本の伝統工芸品ですが斬新を随所に取り入れ 未来に向けての意気込みを静謐(せいひつ)の中にも強いエネルギーを発してゐた

とかく世間は騒がしいですが、年初に 日本の伝統工芸品を目にすることは 僕の心の安寧の礎となってゐます

他人の言葉尻や上げ足を取ったりする刺々しい世の中ですが たまには ゆったりした空間に身を置き 作家達の真摯に作品に取り組んでゐるのを知ると 自分の軽薄さが思い知らされる

何十年も土に絲に金属にガラスに取り組んだが故の作品を目の前にすると この方達の地道な努力の上に喧騒な社会があることを知ることが出来る❗

沈思黙考翁