この漢字は戦後
、当用漢字表の制限漢字となって残っているのは「神輿(みこし)」とか、嫁入り時の「輿入れ」ぐらい
戦前、この漢字は「輿論(よろん)」として使われていた
当時も「世論」という言葉がありましたが、読み方は「せろん」
「輿論」は「公的意見」であって、「世論」は「大衆感情」と❗️区別されていたが、いつの間にか「公的意見」の様相を呈しだした❗️
「内閣支持率の世論調査」とかが政権を左右しかねない言葉となっている
メディア史が専門の佐藤卓己氏が著書の中で、「輿論」は「思考」であるが、「世論」は「嗜好」である❗️と
現代の「世論」を見事に言い表わしている❗️
佐藤卓己氏はまた、現代は「情報社会」ではなく、「情動社会」である❗️と
軽佻浮薄翁