でべら

 

 昔の魚屋さんの冬の風物詩と云えば「でべら」

 正式名は「タマガンゾウヒラメ」

 鰓(えら)から口に縄を通して干し、20匹ぐらいを輪っかにしたものを軒先に吊るして売っていた

 火鉢の五徳の上に金網を乗せて「でべら」を柔らかくして炙って食べてた

 昨日、行きつけの魚屋さん(魚一)に「でべら」があった❗️そうな

 早速、石油ストーブに乗せて炙った❗️

 頭をもぎ取り湯呑みに入れ熱燗を注ぐと、河豚🐡の鰭酒よりも甘い薫りが鼻腔を抜ける

 黒七味を振った醤油に炙った「でべら」を浸けて熱燗を一口

 口腔に磯の香りが一気に広がる❗️

 その上、昨日の食卓には(⁉️)の肝

 こちらはには、葱に赤七味 そこにポン酢を注ぎ、「なごや河豚」の薄造りを巻いて食した

 未来のことより、目の前の酒と肴

   酔生夢死翁