この時季になると、あちこちの軒先から見える《白木蓮》の様子が 気になって仕方ない
綿毛に包まれた莟が段々 膨らんで来る
まだか⁉️ まだか⁉️
橋向こうにある祇園神社の手水舎の傍に植わっている白木蓮の莟が漸く割れて乳白色の優美な花弁が現れた
白木蓮は貴婦人のように淑やかで優美である
林芙美子の「花の命は短くて 苦しきことのみ多かりき」ではないが、将に 枯れる時の『醜さ』は『美しさ』が持つ宿命と謂えるのではなかろうか😙⁉️
老いに抗うこともせず、ひたすら ひがな一日 無意味な「醜」の時を片隅で過ごす
『苦しきことのみ多かりき』
その「苦しみ」を独り噛み締め、それをも愉しんでゐる
独醜翁