隠れ家的美術館ですが、ピカソ・ダリ・ミロ・ルオー・シャニャック・松本竣介・藤田嗣治・熊谷守一・香月泰男・・・等
「僕流の美術展の廻り方」
画家の名前も画評も一切目もくれず、ひたすら画を見射る
一廻りしたら出口で瞑想し 浮かんで来た作品の前に佇み もう一度 じっくり視る
今日の一番は「ミロ」、二番は やはり「松本竣介」
「ダリ」がまともな筆の画を描いていたので驚き
何度見ても「松本竣介」の色彩は油絵とは思えない まるで水彩画のような透明感
懊悩にじっと堪え 遠点を見つめる透徹した眼差し
怒りも哀しみも 画面の中に綴じ込めている
見る者に黙考を促す
憤り激情を発烈させるのではない❗
画家の内面と向き合えるような美術館
沈思翁