宿り木

 川向こうの土手に大きな樹が植っている

 秋頃から葉を落としだし今では本樹は全くの無葉状態なんですが、その樹のあちこちに こんもり丸い常緑葉が絡まっている❗️

 これを世間では「宿り木」と云う

 自分では根を張らず母樹から養分を戴く

 母樹は自身の葉は落として ゆっくり休んでいるのに宿り木の為に水分を補給させられている❗️

 宿り木に言わせると、「寒い冬でも光合成をして母樹に供給している❗️」と

 要するに「半寄生」

 毎年、宿り木を見続けているが、その生きる思想を考えると あまりにも自分と重なっているのを犇犇(ひしひし)と感じる❗️

 僕の場合は「宿り木」ではなく「宿六」

 「宿六」は、宿(夫)の六(ろくでなし)の略語

    六翁