詠唱

 

 明治27年(午年)生まれの婆さんが小さい頃、「1・2・3・4“”」のことを『ひー ふー みー よー いーむー なー やー こーとー』と教えてくれました

 20のことを「はたち」

 30のことを「みそち」

 だから、30日のことは「晦日みそか)」と言い一年の最後の日を大晦日と云う❗️と
 
 この「ひー ふー みー よー いーむー なー やー こーとー」や「九九」も実は『詠唱』( 節をつけて歌をうたこと)

2Ⅹ2=4「 ににんがし」

 答えが2桁になると、「が」が無くなる

 3Ⅹ5=15(さんご・じゅうご)と云うように

 数学者でエッセイストの藤原正彦氏が「インドでは、日本と異なり、2ケタの九九(1×1~20×20)を小学校で習い、地方によってはなんと 99×99 まで習うところもあるのだ」と

 日本でも「門前の小僧習わぬ経を読む」とあり、「読書百遍意自ずから通ず」とも

 ノーベル物理学賞湯川秀樹も小さい頃、「四書五経」を暗唱させられた❗️とも

 僕も程度はかなり落ちるが元素記号の覚え方の『水兵リーベ僕の船、漕曲がるシップス クラークか』や『いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせすん』等を教えた

  小さい頃の頭は砂に水が吸い込まれるように

                     岩窟翁😫