庭の飛び石

 

 裏千家の先代 千宗室

 現在は宗匠を譲って千玄室を名乗っておられます

 玄室氏が宗室を名乗っておられた時に、『無駄には「必要な無駄」と「不必要な無駄」がある❗️』と言われてた

 扨、「庭の飛び石」ですが雨や湿気の多い日本で、昔から履物が土で汚れないよう、土を踏まずに伝い歩きができるように配置されていたのが飛び石の訳

 安土桃山時代には茶室の露地に用いられ、茶の湯とともに発展した

 江戸時代には、日本庭園の特徴的要素として広く普及した❗️と

 飛び石の周りの土を深く掘って飛び石だけにすれば歩こうにも怖くて歩けない😰

 この飛び石の周りの土こそが「必要な無駄」

 法隆寺の甍の優美な曲線は張り詰めた糸を緩めたのを模した❗️と

 ピンと張り詰めた糸は緊張のあまりプツンと切れる

 緩めることに拠り柔らかさが生まれ優美と成る

 僕は弁当に使われる おかずのアルミカップも穴が空くまで何度も洗っては使います

 アルミカップとして生まれて来たのに一度でお払い箱は悲し過ぎる

 「不必要な無駄」をするから、無理をし、無茶をし、無謀をする❗️

  僕は分相応な生活しながら不必要な無駄はせず静かに生きているだけ

  自分が生きているのが「不必要な無駄」だと思う日々であるが、余命が31年もあるから 蛞蝓(なめくじ)みたいに植木鉢の裏にへばりついて生きて行くしかない

                      蛞蝓翁