夕暮れ

新井満氏の訃報を聞いて、すっかり落ち込んでゐる

 新井満氏は森毅氏を師と仰ぎ、師との対談集もある

  新井氏は僕に「エリック・サティ」を教えてくれたり、『木を植えた男』とかを翻訳したり、「千の風になって」の作曲を手掛けたり、兎に角、多種多才な方だった

  僕の思考の原点は「森毅」氏であり、その系譜に「新井満」氏がゐた❗️

 新井氏がエリック・サティと友人のやり取りを取り上げた文章がある


『サティが友人の画家レジェにこう言ったことがある。”ねぇレジェ、世の中の人々は、みんなやりたいことをやり過ぎるとは思わないか”と。この言葉に尽きるんじゃないかなぁ。エゴイズムからあふれ出る行動があまりに多いということだね。』

 新井氏は最後に

 『究極の目標は「環境人間」、バック・グランド・マン(BGM)になること。それは、控えめながらも存在理由のある人。かけがえのない水や空気のようにね』

  僕は新井氏の最後の言葉を読んで自分の存在位置を見つけた❗️

 位置というより存在しない「存在感」でありたい❗️と

  川の表情は日々変わって行く

  先ほど、川面を見に行くと沈んだ夕陽が稜線を描き出し、雲と空を染めていた

   それが川面に映し出されてゐた

  新井満氏が西に旅立たれたのだ😰

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                      合掌翁