小欲多幸

 

 西風に吹かれて桐木の葉っぱが店先に吹き溜まってて、拾っても拾っても集まって来る😰

 桐木の枝に這わした蜘蛛の巣🕸️、真ん中に居る蜘蛛が強風に煽られて あたふたしています

 野良猫が陽だまりに寝そべっている

 僕の「生き方」の根底には、この周りに居る草木や虫や動物から教えられたことが基本に成っている❗️

 秋に成ると葉っぱを落とす落葉樹を見てて、葉っぱを落とすことは「楽葉樹」なんだ❗️と

 野良猫を見ていると、過去は振り返らず未來は憂えず、唯々 今を息するだけ❗️と

 蜘蛛なんか餌の虫を唯ひたすら待っているだけ

  人間以外は 一切 余分なモノを持たない❗️

 草や木は動かなくても太陽と水があればいい❗️

 苔に至っては、土も要らない

 道端の隅に貼(へばり)付いて、ひたすら乾燥に耐えて雨を待っているだけ

 この「待つ」ということも放下(ほうげ)した❗️という絵を描いたことがあります

 題は『待放下(まちぼうけ)』

f:id:Himagine2020:20211112175628j:plain

  でも、苔は雨が降ると生き返るんです

 小さな欲ですが、これ程 大きな幸せはありません

 草木や蜘蛛や野良猫から教えられたことは

「強欲不幸」で『小欲多幸』

  大きく成る努力をするより小さく成るようにすれば生きることは簡単

                  待放下翁🍂