皓月

 

  いつものように海岸辺りを裸足で歩いていると朝陽が眩しくて 思わず西の空を見たら十六夜の名残りの月が皓々(こうこう)と輝いていた 

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 『皓』とは、「白く汚れなく輝いている」

  写真を撮って、先ほど見たら 月を取り囲むように八羽の鳥が舞っていた

 鳥が雁(かり)ならば、浮世絵師・歌川広重の『月に雁』になるんでしょうが如何せん「烏(からす)」

  今日は「彼岸中日」で「秋分の日」

  『満つれば欠ける世の習い』

 秋分は、夏に至りて冬に至る昼夜が逆転する分岐点

  「皓月に

         舞う烏の

                彼岸花

                    白黒赤翁