ソフトシェルクラブ

 

 何やら蟹🦀らしき物体が 丸々唐揚げされている

 場所はベトナムホーチミン市のシーフードレストラン

 レストランの大きさは日本の体育館よりも大きい

 何段も重なった生け簀があちこちにある

 生け簀の周りにテーブルがある❗

 ミル貝にしてもシャコ海老にしても 日本の数倍はあろうかという大きさ

  テーブルに運ばれて来たのが「ソフトシェルクラブの唐揚げ」である❗

 「ソフトシェルクラブ」なる蟹🦀は特別な蟹ではなく、脱皮直後の蟹のこと❗

 だから、それぞれの蟹🦀の「ソフトシェルクラブ」がある

 日本のように殻が固いのではないから、そのままかぶり付く

  これが人生で初めてのソフトシェルクラブ体験

 訊くところによると、採って来た蟹🦀を生け簀に入れて置き 脱皮するのを監視する人間を配置している❗と

  愛媛県今治地域の蟹🦀と云えば「ガザミ(渡り蟹)」

 旬は10月から12月

 朱色がかった内子(卵)を舌に乗せると旨味が天空に広がる

  殻に付いた「みそ」を舐めると一気に酒を呼び込む❗

 身を取る間、誰しも無口になる

 白くて歯ごたえがあり甘い身

  これが、日本の蟹🦀の一般的食べ方

 ところで、シーズンに成ると網の中にも「ソフトシェルクラブ」が当然 入っているのだろうが、如何せんお目にかかったことがない😰

 要するに、日本では「ソフトシェルクラブ」を食べる習慣がないから、おそらく漁師さんは捨てているのでは🙄⁉️

  どうせ捨てるものだから、買い取っても廉価であろう

 この地域を「ソフトシェルクラブの一大産地」にするのも面白い❗かも

         中身の無い脱皮翁