依り代

 

 今日は旧暦の八月十五日

 旧暦の秋は七月・八月・九月

 秋の真ん中だから「中秋」

 「十五夜」の月は「尾花」と「団子」で祝う❗と

 「尾花」は『依り代』で、「依り」とは神霊の憑依(ひょうい)を意味し、「代」は物のこと

 河原に行くと尾花(すすき)が頭を垂らしている

 尾花は『稲穂🌾』の代わり

 このように日本人は自然の恵みに感謝の意を捧げる

 そして、自然から学んでいる❗

 自然が豊かだから、恵みに感謝をし、生きる知恵を学んでいる

 砂漠🌵の民は 自然の脅威に常に晒されている

 日本のように如何に自然と共存して行くかではなく、自然から搾取して身を守るか⁉️

 堅牢な住居を造り上げる

 稲作からは、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」なる言葉も生まれた❗

 小麦の穂は垂れることはない❗

 この主食(稲と小麦)の違いが文化の相違にも繋がっている

  極論を云えば、「共生」か「収奪」か⁉️

 世界の歴史は「収奪」するか⁉️ されるか⁉️

  今、我が国は収奪の危機に見舞われている

   護りを鉄壁にしなければならない

  蟻の一穴からも崩壊する

  今宵は幽霊ではなく、依り代の尾花🌾をお月さまに捧げよう❗と

                     枯れ芒翁