せぬひま

 

20代の頃に一度だけ『能」の舞台に行ったことがある

何の知識も興味もなかったから退屈でしかなかった

それが、このところ『能』のことに興味が湧いて来て 本を読んだり You Tubeを見て 益々 のめり込んで行ってゐる

如何せん 都会からは遠く離れた田舎街

観阿弥(かんあみ)は日本の南北朝時代から室町時代にかけての申楽師

息子の世阿弥とともに、いわゆる能を大成した人物

この世阿弥が著した『花鏡』の一句

『せぬひまの、面白き』

能の核心の一句であると❗️

「せぬひま」は、何もしないことや息を抜いて休んでいることではなく

動いているとき以上にエネルギーが内部で張り詰めている状態

「桔梗」が深紫色の凛とした一輪を咲かしてた

花を咲かすのに内部のエネルギーを如何に留めて来たか🙄⁉️

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せぬ閑翁