半助

最初に運ばれて来たのが冷たいお茶と「骨せんべい」

注文は一匹入っている「うな重

左には「肝吸い」椀があり、重箱の蓋を開けると「蒲焼き」がご飯を覆っている

向こうには小皿に香の物(胡瓜の塩揉み)

関西の鰻の捌き方は頭を落とさず腹開き

「白焼き」にしても「蒲焼き」にしても頭はついてゐる

この頭のことを『半助』と云う❗️

「半助」からは旨味たっぷりの出汁が出る

昨日は車で行ってたから酒は御法度

白焼きがあれば山葵を載せて 一杯🍶と行きたいところだった

次には「半助豆腐」をよばれながら もう一杯🍶

〆に「うな重」に「肝吸い」となれば完璧

もう少ししたら『土用丑の日』

四万十川の上流で戴いた『うな重

天然鰻と養殖鰻の違いは 皮の柔らかさ

養殖鰻は餌を貪るように食べるから皮が擦れて厚くなる

その点、天然鰻は悠然と育っているから皮が薄いから柔らかい

土用丑の日が近づくと四万十川の鰻を喰いたくなる

半助翁