枯野見

 

春は「花見」、秋は「紅葉狩り」と称して移ろう色を見に出掛けます

僕は橋から河原の芒(すすき)の枯尾花を見て過ごしています

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松尾芭蕉の亡くなる少し前の句に

『旅に病で

夢は枯野を

かけ廻る』

「芒」は「艸冠に亡くなる」

枯野とは芒ヶ原では⁉️

芭蕉は病床で枯野に芽吹く土筆(つくし)や蕨(わらび)に想ひを馳せていたのでは🤔⁉️ 

阿蘇路の風物と云えば、早春の「野焼き」

山裾から一気に頂きに到る「燎原の火」

山肌が茶色から真っ黒になり それから新緑と

人は色の移ろいに魅了される

小野小町

『花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに』

駆け廻る夢も 消え失せた🤗

儚翁