ボランティア

遡(さかのぼ)ること十数年前から年に3回 ベトナム南都のホー・チ・ミン市から離れた無医村地域に医療ボランティアの一員として関わって来ました

初期は歯医者と歯科技工士と僕(薬剤師・鍼灸師)の3人

その内 医者も加わるようになりました

大量の医薬品を持ち込み、政府関係者の監視(⁉️)の基

歯科医とは僕が助手で セメンを練ったり ライト🔦を当てたり 抜歯の後の投薬をしたり

医者とは助手でもあり、アドバイザーでもあり

医者は救急🏥🚑医療のエキスパート

ですがオールマイティーではありません

無医村ですから患者は多種多様

特に、精神科・皮膚科 眼科等は 僕の出番も多々あり

心電図を測ったり、前立腺肥大を触らせてもらったり

デング熱」の患者とか

日本に居れば決して経験出来なかったことが 体験出来た❗

このように、あくまでも歯医者・医者の助手との立場は守って来ました

ところが、歯医者も医者も一緒に来られず、僕ひとり(薬剤師・鍼灸師)で行くことになりました❗

ホー・チ・ミン市から車に揺られて3時間(⁉️)

『ロンブー寺院』という尼寺

先ず、鍼灸治療に立ち会いました

ベトナムの女の鍼灸師ひとりが 10ほどのベッドに患者さんを寝かし治療をしてた

待ってる患者は20人ほど

患部に鍼を立て通電しているだけ

終わった患者さんを治療して行った❗

面白いように治って行く

瞬く間に全ての患者(30人ほど)を治療

夕方からの治療にも立ち会って下さい❗と

しかし、ここで タイムアップ

次回の来院を約束して辞した

半年後に渡越しロンブー寺院へ

住職の知り合いの尼寺の住職が10人ほど 出迎えてくれました

この出迎えが後々の仰天😲に

患者は大体40名

白衣に着替え、薬品を並べ 鍼灸の道具を揃えて いざ開始

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40名を4時までにせねば😩🤔

治療には2名の女医さんと2名の鍼灸師が立ち会っている❗

僕以外は全てベトナム人

誰にも相談出来ずに40名の患者を次々と治療せねば🤔

結核(⁉️)と思われる若い女性や糖尿病性の腎不全等

信じられないほどの重病人も

兎に角、全ての患者さんの治療が終わった🤗

途端に女医さん2人が、「私達にも治療をせよ‼️」と

それも何とかクリアー

ところが、そこで 出迎えてくれた尼寺の住職達が「私達も治療をしてくれ❗」と

もう時間がない‼️😣と断った

ならば、次回は我が尼寺に来て治療をしてくれ❗と

10ヵ所の尼寺に行かなければ😭

失礼なことですが、医療ボランティアとなると歯医者では患者数が10数名が限度

医者は診療して投薬するので精一杯

その場で満足させることは出来ません

40年以上 薬剤師・鍼灸師をして来た僕の治療が一番 喜ばれた

残念なことに、現在の薬剤師では ひとりでの医療ボランティアは無理

現在の薬剤師では医薬品を自由に処方することは不可能だし、許されてない❗

やはり、患者さんは即効を求める

それには、鍼灸師という資格と技量を持ち併せてない❗と

昔は、多くの薬剤師に声を掛けました

しかし、誰一人 応じなかった😣

医者・歯医者と現場で患者さんを一緒に診れるのに❗

『千聞より 百見より 一験』

一験翁🐢