柿の葉寿司

友人が奈良県に行ったとのことで名物料理の「柿の葉寿司」をお土産として戴いた 今は亡きお袋の大好物でデパートに売り出されていると必ずちゃぶ台に置いてくれてた 現在のような物流網や冷蔵設備のない時代、川を遡って運ばれてくる海産物や塩は海から遠く…

珍味

櫻花が散り始めだしたら、春の珍味が出てた 高知県でしか味わったことがなかった「のれそれ」 黒色の小鉢に乳白色の「のれそれ」、それに紅葉下ろしに山椒の若葉が乗っけている 黒・白・赤・緑 柚子ポン酢を掛けて舌に乗せた ちゅるん 噛むと甘味、それに紅…

土佐

あの旨味が突然咽喉の奥から蘇って来た❗️ 「土佐あかうし」のステーキ 「土佐あかうし」は和牛の中でも褐色(あかげ)和種で、和牛と呼ばれる牛の中で9割が黒毛和牛であることから超希少とされている サシと赤身のバランスが良くて胃袋から手が出て牛掴みした…

夜泣き貝

今夜は呉の寿司屋「寿司芳」に行くことになってる その店へは 偶々暖簾を潜ったら大当たり❗️だったので呉に行くと必ず寄ることにしている 同じ瀬戸内海なのに聞いたこともなかった寿司種があった 「夜泣き貝」 風味と食感が際立っている メニューに「雲丹ほ…

戒名

関西以西では鶏の肉のことを「かしわ」と昔は言っていました 今は知りませんが⁉️ 漫才師の「夢路いとし・こいし」が この鶏と「かしわ」の違いを明解にする漫才を演っていました あの頃の漫才師は感性だけではなく知性も持ち合わせて それで笑いまで取ってい…

でべら

昔の魚屋さんの冬の風物詩と云えば「でべら」 正式名は「タマガンゾウヒラメ」 鰓(えら)から口に縄を通して干し、20匹ぐらいを輪っかにしたものを軒先に吊るして売っていた 火鉢の五徳の上に金網を乗せて「でべら」を柔らかくして炙って食べてた 昨日、行き…

京都漫遊記

京都中心部の老舗旅館と云えば「俵屋と柊家」 道を挟んで両旅館が建っている その「俵屋旅館」に隣接している俵屋のギャラリー「遊形」 その日の夕食を予約していたのが「hikari-yurari」 その店は麩屋町にありますから、ホテルから ふらりと散歩がてらに歩…

蕪村

気取ったところがなくて、庶民の目線で いろんなものを見ている この句なら聴いたこともあるかも 「菜の花や 月は東に日は西に」 食べものの表現も味わい深さを醸し出している この「醸し」を出した句が 「寂寞とは 昼間を酢の なれ加減」 酢は「鮨」、なれ…

つきじ 近富

築地場外市場の入り口の角に店がある 10年ほど前に行って 鮪や鮭をしこたま買って送って貰った それから毎年 カタログが届いている こんな風に店の紹介をしている 「築地で創業60余年『天然・安心・真に美味しいもの』にこだわった天然の鮭専門店です 紅鮭、…

茗荷忌

今年も7月2日がやって来た 毎年、この日に我が家の野良生えの茗荷を収穫する 今朝、地面を手探りしながら漸く2個を収穫 茗荷は縦切りではなく輪切りにして水に晒して戴く 今年は今までにない異常気象 梅雨の期間の雨は異常に少なかった 川が濁流になったこ…

目から鱗

ここ今治地方では「アコウ」と呼ばれている「ギジハタ」 この「アコウ」を昨日、行きつけの魚屋「魚一」さんで生簀から2匹取り出して貰い鱗を取るのを見て我が「目から鱗」も取れた 鱗を取るのが実に早くて、取り残しはゼロ 道具はなんと「金タワシ」 「ステ…

洋食屋

土井善晴著の 「くらしのための料理学」なる本の中に、料理と食事の一節に「西洋料理は食事中も料理をしている」 「皿は真名板であり、その上で肉をナイフとフォークで切り分け料理しながら食べている」と ならば、刺身を西洋料理風に食する「洋食屋」なる店…

山椒

春の陽気に誘われて山椒の枝から若芽が息をし始めた 我が家には あちこちに山椒の木があって、長いのでは30年を越えり山椒がある 寿命なのか残念なことに2/3は枯れてしまったが今年も新芽を出してくれてる 楽しみは去年戴いた実山椒 小さな小さな木ですが…

土井義晴氏の『くらしのための料理学』なる本を昨日購入 土井氏は以前から『一汁一菜』を推奨されている料理研究家 この土井氏のお父さん(土井勝氏)が家庭料理を全国に普及させた第一人者 義晴氏は、『一汁一菜』は「味噌汁とご飯と漬け物」で所謂『汁飯香…

太鼓腹

昆布30㌘・水600㏄・酢大さじ2杯・砂糖・みりん・、醤油各々大さじ2杯・山椒10㌘ ことこと煮込むこと2時間、漸く煮汁が無くなりだしたので一枚味見をしたら、何となく味に奥行きが感じられない⁉️ 先日、出汁を取った後の「茅乃舎(かやのや)だし…

昆布の佃煮

冷蔵庫の野菜室に上等でない「昆布」が沢山あったのを思い出した レシピを検索すると 好みのが見つかった ほとんどのレシピが出汁をとった昆布を冷凍しておき、たまってからの作り方 我が家のは上等のではないから、牡蠣を焼く時に下に敷いたり、漬け物に混…

玄米30kg

今治市の西の背に朝倉村があり肥沃な土と清流でとっても美味しい米が育つ そこの農家さんが知り合いで去年から玄米を分けて貰っている 昨日、保管して貰っている玄米(30kg)を取りに行った お土産に「干し柿」を戴いた この「干し柿」、そのモノを頬ばる…

万能だし

我が家では「出汁の日」というのがあり、その主役は『久世福商店の万能だし』 行平鍋に水を注ぎ、「万能だし」を1パック投入 沸騰したら2~3分 中火にする ちこっと藻塩を入れ 柚子の皮を削ぎ切りにして吸い口に 一口 啜ったら、『黒七味』を一振り 忽ち、…

浅蜊

我が家の味噌は3種類 米味噌・麦味噌・八丁味噌 「浅蜊の味噌汁」を作る時は「麦味噌」を使います 浅蜊から塩味が出ますから、少し甘めの麦味噌 僕の作り方 鍋に浅蜊を入れ水を注ぐ 浅蜊から出汁が出ますから昆布等は一切入れず 沸騰しだして1個の口が開い…

川面をじぃ~と、ずぅ~と下を向いて眺めている「鷺」 白鷺や青鷺が何十分もじぃ~と佇んでいるのを見るにつけ、空を翔べ 何処にでも行ける自由はあるが、生きて行く為に餌を捕まえなければいけない姿を見ていると 「自由とは しんどい❗️」もんだとつくづく…

『口』(くにがまえ)の中に何を書くか⁉️ 「或」なら中國の『國』 遊牧民が目にした城壁に囲まれた中に居た民が 次に訪れた時には 全く別の民に変わっていた❗️ 城壁の中の民は全滅していて新しい民となっている しかし、次にまた訪れると 新しい民に変わって…

続・焼飯

心は とっくに台灣に飛んでいるのに、またまた、友人が台灣の「グルメ番組」を送って来た❗️ 台北市にある「永安市場駅」近くの『五草車中華麺館』の「卵焼飯」である 先日、記した「焼飯」の中に 各国の焼飯の違いは3つある❗️と ・米・油・調味料(醤油) …

インカの卵

昨日、重厚な紙の容器に収められた「卵」を戴いた 容器には 『5種のたまごアソート』と表示されてた 順番に①米っ娘卵②インカの卵③人生これか卵④ひめたまご⑤EMハーブが2個づつ 10個入りのパッケージ 「卵かけご飯」のお供は「糠漬け」 朝夕 かき混ぜてい…

焼飯

先ほど、知り合いから 「孤独のグルメ Season5 第4話」なるyoutubeが送られて来た 台湾編であり、台北市から一時間ほど離れた宜蘭(ぎらん)市の大衆食堂の料理番組 僕等も2~3年ほど前に宜蘭市の民宿の泊まったことがあるから、風景なども懐かしかった …

干満

瀬戸内海を「内海」と初めて思ったのは家主人の出身地の日本海の「隠岐の島」を訪れた時 家主人の実家は「隠岐の島」の島後という港(西郷港)から徒歩30歩 港湾に行くと船を係留する為のビット(係留柱)があって、そこに座って烏賊釣りをしてた 一杯釣れ…

ソフトシェルクラブ

何やら蟹らしき物体が 丸々唐揚げされている 場所はベトナムのホーチミン市のシーフードレストラン レストランの大きさは日本の体育館よりも大きい 何段も重なった生け簀があちこちにある 生け簀の周りにテーブルがある❗ ミル貝にしてもシャコ海老にしても …

新米

今朝、炊飯器を開けると 「はんなり」な香り 新米の初釜 今治市の背にあたる朝倉村 その山の中腹で収穫された新米 兎に角、水が清らかで空気が澄んでて 美味しい お米を育てるには最適 今日のお弁当は新米をおにぎりにした 削り節と梅干し おかずは玉子焼き…

コレステロール値

僕の辞書には「夕食」という文言は無くて『晩酌』しか載っていない❗ 要するに、ほとんど食べずに呑んでるだけ そんな生活を50年ばかり続けて来て、とうとうと云うか、やはりと云うか、食生活を一変しなければならなくなった 今月、検査に行った 総コレステ…

楕円形

左巻き、右巻きを考えてたら知り合いから「陸上のトラックも流れるプールも地球の自転・公転も反時計回り」との指摘がありました 陸上のトラックも公転も「楕円形」 楕円とは、「平面上のある2定点からの距離の和が一定となるような点の集合から作られる曲線…

ニラ醤油

今治市の西の山裾に朝倉があります そこに真言宗醍醐派の「無量寺」があります 櫻の咲く頃には、「枝垂れ櫻」が有名で多くの方で賑わいます そこの山門に入り口の横に『不許葷酒入山門」と書かれた石塔が立っています 「葷酒 山門に入るを許さず」 「葷」は…