日本文化

稲荷寿司

いつの頃かは定かではないが、小さい時は「アブラアゲ」が苦手であったが、知らぬ間に好物になってゐた 僕が小さい頃は「中華そば」のことを「支那そば」と喚んでゐた 鶏ガラのスープで醤油を割った味だった 所謂、食堂の「支那そば」 陳列には「稲荷寿司」…

ロックダウン

「都市封鎖」が行われたら、都市故の脆弱さが顕著になる このことを「戦後の近代化に拠ってもたらされた❗️」と指摘する人は皆無であろう 戦前、戦中も東京は都市であった❗️ あの頃と現代の違いは何なのか⁉️ 戦後の近代化とは⁉️ 要するに、「核家族」化が進ん…

川原

建築家の鈴木エドワード氏のコンセプトの1つは「インターフェース」、要するに、昔は多くの家にあった『縁側』 内でもなく、外でもない境界域 訪問者が土足のまま座り、お茶を出して世間話をする場所 現代建築は内と外とをはっきりと別けた❗ 外気を入れる役…

一服

わたしゃぁ、柳家小三治師匠にぞっこん惚れてまして粋とは職人とはの真髄の芯の方 2014年に人間国宝に認定されてゐます 小三治師匠の俳号は「土茶(どさ)」 小沢昭一氏や永六輔氏等と長年「東京やなぎ句会」なるものをされてました こんな句を 『ひといきに…

百人一首

我が家には四万十川の上流で作られている天日塩の「山塩小僧」 この塩は高知市内の「ひろめ市場」内にある赤牛のステーキ屋が使用していたのを教えて貰い 四万十川の上流まで行き購入した塩 それに、海藻のホンダワラを煮詰めて作った「藻塩」 百人一首の9…

干し柿

昔の冬の風物と云えば「干し柿」作り 渋柿を剥いて蔕に紐を結んで軒下に吊るしてた 寒風に晒されて渋味が甘味に変わる 甘さに飢えてた小さい頃には珠玉の逸品 昨年末 戴いてた「干し柿」を何十年ぶりかに食した 「干し柿」を両手に挟んで 程好く揉んで軟らか…

山梔子

日本の三香「沈丁花・山梔子・金木犀」 沈丁花の莟が陽気に誘われて膨らんで来てる 初夏に甘い薫りを漂わせた山梔子の実が深い橙色になって熟して今にも落ちそうです 山梔子の実は先が開いていません ですから、「口なし」とも書きます 芭蕉の句に 『物言え…

瀬戸内海

学生時代から就職期の8年間 京都に住んでゐましたが、以外と身近過ぎて有名な神社仏閣は ほとんど行ってはいません この歳になると時間は有り余る程あるのですが財布の中身は痩せ細り 出掛ける気にすらならない ところで、今朝 「瀬戸貝」の雑煮を戴きまし…

心持ち

夏目漱石の『草枕』の冒頭の一節に、「あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊い」と 心を豊かにするのが芸術である❗と 漱石は、「兎角に人の世は住みにくい」とも 動物にとって芸術は不必要であるが、人間にとって芸術…

第66回 日本伝統工芸展

迎春に相応しい陽光を浴びて昨日(2日)「香川県立ミュージアム」に『日本伝統工芸展』を観に行きました 入館して直ぐに迎えてくれるのは「日本工芸会総裁賞」の大鉢『椿』 椿の花を張り合わせた見事な陶芸作品 金工部門では般若泰樹氏の「吹分長方盤」が日…

《野点(のだて)》 娘が小学校を卒業する時の お祝いには『野点揃え』を贈るのが僕の流儀 孫娘への お年玉として 黄瀬戸の茶碗と茶杓と茶筅と包み袋の野点揃えを渡しました 茶杓は折り畳み式になってて 茶筅に納まるようになってる 嗜みとして 抹茶を点てれ…

簡古素朴

千利休の茶室と云えば京都山崎の『妙喜庵待庵』 広さというより、狭さは二畳 権力者は「洋の東西」問わず豪華絢爛が好みですが、敢えて利休は真逆の小間の居を構えた 秀吉の逆鱗に触れるのも納得 豪華絢爛(けんらん)⇔簡古(かんこ)素朴 ご多分に漏れず、…

きく

この時期だから「きく」と言ったら「菊」を思い浮かべるのでしょうが、今日のは動詞の「きく」 「聞く・聴く・訊く・効く」があり「利く」もある この「きく」を受け止めるには、先ず こちらが沈黙をせねば、汲み取ることは出来ない 「利き酒」なる言葉があ…

私の定番

「私の定番グッズ」 昔の世から、「男は閾(しきい)を跨(また)げば七人の敵あり」と 肥後国、今の熊本県には西南戦争の古戦場となった「田原坂」があります そこで吟われていた 「田原坂」 雨は降る降る人馬は濡れる、越すに越されぬ アラ田原坂 右手に血…

人間

長唄・三味線の 3代目 杵屋五三郎(1918年- 2013年)が昭和61年7月20日の日経新聞で語っていた言葉 『三味線の音には聞こえない音がある つまり「間」という問題です でも実は ちゃんと聞こえてくるんですね これは、年齢とか人生の重みとかいうことと関係が…

口癖

僕の口癖は、「言っちゃぁ 悪いけど‼️」 と、言ってから 言ってはいけないことを言ってしまう❗こと 作家の阿川弘之氏(阿川佐和子女史の御尊父)の口癖は 「泣きたいほど旨い❗」 と 「死にたいほど不味い」 ところで、10月に入ると待ちに待った『河豚』の…

海鼠(なまこ)

今は今治市に組み込まれましたが、以前は波方町の森上と喚ばれてた地区がありました 冬に真蛸を釣りに出かけて海が荒れてると、防波堤内で「海鼠」を突いて捕ってた❗ 深さ2㍍ぐらいですし、海鼠は全く動きませんから いくらでも捕れた 今治では「鯛の炮烙焼…

《RUGBY》

愈々、「RUGBY WORLD CUP」が始まった❗ ラグビーの精神として 『One for all,all for one』 が紹介されますが、此に共感する日本人は多いのでは⁉️ 正に、「騎士道と武士道」の共通点では⁉️ この『武士道』を世界に発信した方が『新渡戸稲造』 彼が『武士道…

《菜根譚(さいこんたん)》

『咬得菜根 百事可做』 「菜根を咬み得ば、則ち百事做(な)すべし」と 今から30年ほど前 当時、愛媛県議会議員だった「石水伴清」氏 社会党員であり、その息子さんとも同級生だったし、親父とも親交があったから 時折 僕も一人で話しに行ってた 一冊の本…

《旧暦 8月22日》

今治市の奥座敷にある旧朝倉村に真言宗醍醐派の『無量寺』があります そこの「しだれ桜」は有名で 花の頃には多くの人で賑わいます 旧暦8月を「燕去月」、「雁来月」と喚んでました 燕(つばめ)が去り、雁(がん)が来る月 この出会えない すれ違いの「燕」と…

《失読》

淡路島の『浜離宮』というホテルでの夕食の部屋は「松の間」であった 案内板にこの「松の間」を見た孫娘(小学2年生)が松の「 あいだ」と喚んだ❗ 直ぐ様、この「間(あいだ)」は「ま」 と詠むんだ‼️と 「間」という字の音訓読みは「かん・けん・げん・ま・あ…

《気候》

いつも行く寿司屋の「つけ台」の奥の柱に「日めくり」暦が懸けられている 日々痩せ細る「日めくり」を見ていると自分のことと重ねてしまう時があります 「気候」という字の意味を自分なりに解釈すると❗ 昔から、一年を「二十四節気 七十二候」と区分をつけて…

《吾亦紅(われもこう)》

彼岸の入りが近づくと 何となく気分が西の方を向くようになるから不思議なものです この頃に野に渋い紅の「吾亦紅」があると いよいよ持って秋の深まりを想ふ 徒然草に 『この世のほだしもたらぬ身に、ただ空の名残のみぞをしき』と 「この世の中に引きとめ…

《苛(いじ)め》

僕の「空手」は大学に入学してから始めた 空手の基本動作は「受け」の姿勢 後足に体重を掛けて 前足の爪先立ちにして 相手の攻撃を待ち受ける 剣道は前足に体重を乗せて いつでも攻撃に行ける態勢 僕の空手は本来の基本動作ではなく、剣道のような攻撃一辺倒…

《天秤》

僕ら小さな頃、「計り」と云えば お風呂屋さんにあった とっても重そうで頑丈な「体重計」だけでは⁉️ 魚屋のおじさんが自転車の後ろにトロ箱を何段も重ねて売りに来てた その おじさんの片手には「棒秤(ぼうびん)」で魚の重さを計ってた 左手に棒秤を持ち、…

《用の器》

《用の器》 朝 目覚めてダイニングに降りて来て 先ず することは、ランチョンマットを敷き 湯呑み茶碗を出し、お湯を沸かし 急須に茶葉を入れるまでがルーチン ランチョンマットは食事時にテーブルの上に敷く一人用の小さな敷物 食器が直接テーブルにあたっ…