思い出

大阪 心斎橋

僕のお袋が生きていたら、今年 95歳 この お袋の言動が 僕の遺伝子に濃く継がれてゐる お袋の出自は心斎橋 菓子(金平糖)の製造元で丁稚や女中さんが沢山ゐて、そこの長女だったから「いとさん」と喚ばれてゐた‼️と 女学校に行く時は女中さんがお供につい…

我楽多(がらくた)

柳田 邦男は、日本のノンフィクション作家、評論家 1995年、精神を病んだ柳田氏の次男が自殺する体験を綴った『犠牲(サクリファイス) わが息子・脳死の11日』を発表したのを読んだことがある 昨日、柳田氏の『人生の一冊の絵本』を手にした 柳田氏は全国各…

僕が小さい頃、鶏小屋があって 20羽ほど飼ってた 子供の仕事として、近所で「繁縷(はこべ)」なる「ひよこ草」を採って来て まな板で刻み 糠(ぬか)と混ぜて遣っていた 鶏小屋は大工さんに頼んで 卵が自然と外に出る構造だった 隣家は山羊を飼ってた 時…

詩人

若輩の頃には島崎藤村や中原中也の詩集に憧憬してたのを思い出した 島崎藤村の「落梅集」の序 『吾胸の底のこゝには 言ひがたき秘密(ひめごと)住めり 身をあげて活ける牲(にへ)とは 君ならで誰かしらまし』 とか 中原中也の「盲目の秋」の 『風が立ち、…

今週のお題《秋の空気》

今週のお題「秋の空気」 僕等が若い頃、深夜のFMラジオから流れて来るのは、城達也氏ナレーションの『ジェットストリーム』 「遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時、遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は、たゆみない 宇宙の営みを告げて…

読書

以前からも、今も後悔しているのが小さい頃に本を読まなかったこと 親父は本をよく読んでて、漢文などは毛筆で書き写してた なのに なのに、遊び呆けた 昨日、「ノーベル化学賞」を受賞された吉野彰氏 小学4年生の時に読んだファラデー著の「ロウソクの科学…

推し米

今週のお題 #わたしの推し米 昔の台所には竈(かまど)があり、お釜の中で米を研ぎ 米の表面に手の平を載せて水加減をし竈で炊いてた お袋が釜の蓋を取って、「真ん中のところより その周りのが一番 美味しい❗」と教えてくれた 今でこそ、「おにぎり」と云…

つま楊枝

今から10数年前から、年に3回 必ず ベトナムのホーチミン市に医療ボランティアの一員として訪れてた 医療ボランティアですから無医村地域ばかりを巡ってた 時には、現地で一泊もしました 大体、ホーチミン市から揺られること2~3時間のところ ですから…

僕の一冊

小さい頃から読書ということに全く関心がなく、仕方なく小学6年生の時に読んだ「あゝ無情」の一冊だけ 高校生になって友人達の読書量を知って、「我が無知の源泉はここなのか⁉️」 友人達は北杜夫の「どくとるマンボウ航海記」とか遠藤周作や野坂昭如とか 芥…

學而

子曰 学而時習之。不亦説乎。 有朋自遠方来。不亦楽乎。 人不知而不慍。不亦君子乎。 「子曰く、 学びて時に之を習ふ。亦説(よろこ)ばしからずや。 朋有り、遠方より来たる。亦楽しからずや。 人知らずして慍(いか)らず、亦君子ならずや。」 ハワイで東洋医…

エリック・サティ

環境音楽の創始者と言われるエリック・サティ(1866年5月17日 ~ 1925年7月1日) 今から100年ほど前 サティが画家の友人レジェに 「ねぇレジェ‼️ 世の中の人々は、みんなやりたいことを遣り過ぎるとは思わないか⁉️」と 僕らが親になった頃、ほとんどの親が頻…

部活

今週のお題「部活」 人生を振り返ってみるにつけ、悔やんでも悔やみ切れない 「青春の蹉跌」がある 原作は石川達三 今は亡き「 萩原健一」と「 桃井かおり」 僕の高校時代の始めは「登山部」に属してた あの頃、料理に使う器具は「ラジュース」という灯油専…

《憲法》

こんな表題を掲げて書くなんて⁉️ この時期になると小学生時代の「運動会」を思い出します あの頃は町名ごとに集まって運動場で大釜でカレーなんぞを作って振る舞ってた 家族があり学団があり、学校という集団があった❗ 子供部屋なんてアメリカのテレビ番組で…